児童ポルノ・コンテンツをネット上で見つけた時、あなたはどうする?

本日のMETRO(第54回)。

1.5million people in UK ‘have stumbled upon images of child abuse by accident’
(ペーパーのタイトルは「1.5million see child abuse ‘by accident’」)

インターネット監視財団、IWF(Internet Watch Foundation, 決してプロレス団体ではない)が実施した調査によると、イギリス人男性の4%、女性の2%が、児童ポルノ画像や動画をネット上で意図せず見つけてしまった経験があるらしい。
(「stumble across」で「偶然出くわす(遭遇する)」)

記事によると、約80%の人々が、これらのコンテンツを有害だと考えているにも関わらず、実際にネット上で偶然見つけてしまった場合、7人に1人がそれを見なかったことにし、10人に4人はどこにどうやって報告すればよいのか分からないという結果が出ている模様。

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個人的には、残りの6人がどうやって報告すればよいのかを知っているのが逆にすごいと思うのだが、この調査の対象が、そもそも比較的意識の高い人達だったのではないかと勘繰ってしまう。
(この記事を読むまで、そもそも、レポートする、という意識すらなかった・・)

ちなみに、実際の調査は、ComResというUKの主要な会社によって利用されているマーケット・リサーチ会社によって実施されたようで、以下のサイトにて詳細な調査結果が参照可能。

Poll Digest – Social – Internet Watch Foundation Sexual Abuse Survey (from ComRes)

また、結果のレポートは、以下のIWFのサイトでも報告されている。

New study reveals child sexual abuse content as top online concern and potentially 1.5m adults have stumbled upon it (from IWF)

で、じゃあ、実際、そんな有害コンテンツ発見したら、どこにどうやって報告すればいいのかと言うと、このIWFに報告すればOKらしい。

以下のページに、そのレポート・プロセスの説明があるのだが、簡単な5ステップを踏めば、通報できるらしい。

Report Process – IWF

ほんで、一応参考までに書いておくと、実際にレポートする際には、以下のページから可能みたい。

Welcome to the IWF reporting page – IWF

尚、IWFによると、2012年にレポートされたイギリス国内のWebサイトはたったの73件で、(UK以外の)全世界で報告されたのが9,477サイトということを考えると、まぁ少ない方なのだろう。

ちなみに、日本はどうなんだろう?と思って、上のIWFの報告ページから辿れるレポートを見てみたが、国別のブレイクダウンは公表されておらず、地域別のみの公表。

トップは北アメリカの54%、次いでロシアを含むヨーロッパが37%と、全体のほとんどをこの2地域が占めている模様。
(アジアは8%で、第3位)

まぁ、でも、正直、わざわざ通報するような人は、全体の割合からすると、かなり低い気がするので、この結果と実際のコンテンツ数が必ずしも一致するとは限らないと思う。

きちんと見るなら、やはり、母数となるWebサイトの数と人口も考慮すべきではないだろうか。

と、最後はどうでもいい分析になってしまったが、とりあえず、自分の子供の写真はうかつに載せるべきではないなと思った次第である。

特にFacebook上だと、皆かなり無防備になってしまいがちなのだが、最悪流出してもよいと思う写真だけに留めておいた方が無難な気がする。

皆様、気をつけましょう。

Listening to “Mirage Rock by Band of Horses
B008IH2MY4

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