カテゴリー : 住宅

ついにイギリスの不動産市場が頭打ちに?

今週のMETROというか、(お目当ての記事がオンラインになかったので)Gurardian(第159回)。

このブログでも散々取り扱ってきたイギリスの不動産バブル。

2014年も、これでもかと上がっていたのだが、今年に入り、その動きに変化が見られたらしい。。
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ロンドンで一番値段が高い住所は?

早いもので今日から5月。本日のMETRO(第142回)。

こちらの住所には、だいたい決まった名前が後ろについてくる。

よく聞く名前だと、なんとかRoadとか、なんとかStreetとかいった感じだ。

今回、とある不動産屋の調査の結果、ロンドンで不動産価格が高い住所名のランキングが発表された。
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イギリスで子供9人産んだら、いくら補助金をもらえるのか?

本日のMETRO(第133回)。

今日は、イギリスにおける大家族と補助金の話。

イギリスでは、チャイルド・ベネフィット(Child Benefit)やチャイルド・タックス・クレジット(Child Tax Credit)など、国が子育てを補助するための給付金制度がある。

いくらもらえるかは、子供の数や親の所得などの条件によって計算されるが、基本的に両親共に年収が5万ポンド(今のレートで、約787万円)を超えなければ、子供の数に応じて受給額が上がっていく。

今回記事になっているのは、9人の子供がいて、さらには今度10人目の子供が生まれてくるという大家族。
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イギリスの不動産バブル崩壊の恐れ

本日のMETRO(第100回)。

最近他のブログも割りと更新しているので、こちらの更新頻度が落ちてしまっているが、やっと100回。
別に100回目だからといっても特別なことはなく、淡々と更新あるのみ。

Mortgage lending soars to five-year high as housing bubble fears rise
(ペーパーのタイトルは「Home loans go through roof as bubble fears rise」)

このブログでも頻出ネタとなりつつあるが、またもや家ネタ。

住宅ローンの額がハンパないことになっており、先月ついに2008年10月以来最高の金額になってしまったらしい。
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2020年にイギリスにおける賃貸価格が46%もアップする理由

本日のMETRO(第95回)。

Born in the 1980s? Forget having a place of your own
(ペーパーのタイトルは「Born in the 1980s? Forget having a pad of your own」)

今日は5ページ目に載っていた気になる不動産関連の記事。

National Housing FederationNHF)が発表したレポートによると、なんでも、2020年の賃貸価格が、今より46%も上昇する見込みらしい。

46%て・・・ほぼ50%やん。。。

また、記事によると、新規に家を購入する場合(First time buyer、つまり初めてのマイホーム購入)も、42%価格が上昇するとされている。

この計算でいくと、2012年の平均的な新規購入価格が、173,185ポンド(今のレート「152.858174」で、2,650万円弱)なのに比べ、2020年は、245,165ポンド(今のレートで3,750万円弱)となってしまう。

では、なぜこうなってしまうのか。
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「Mortgage squat」って何だか知ってますか?

本日のMETRO(第78回)。

First-time buyer generation opts to ‘mortgage squat’
(ペーパーのタイトルは「Why take out a mortgage when you can squat?」)

今日は44ページ目にあった住宅関連の記事。

25歳から34歳のfirst-time buyer世代の5分の1が「mortgage squat」を選択しているらしい。
と言っても何のことかよく分からないと思うので、まず、軽く説明しておく。

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イギリスの不動産価格がリーマンショック前のピーク時に近づいている模様

本日のMETRO(第73回)。

Hometrack: Demand sends house prices back to pre-crash peak
(ペーパーのタイトルは「Demand sends house prices back to peak」)

今日は一面記事。

最近のHometrackという不動産マーケットの分析会社が実施した調査によると、イギリスの、特にロンドンの不動産価格が年々上昇し、2007年のリーマンショック前のピーク時の水準に戻ってきているらしい。

記事によると、クレジット・クランチ(Credit crunch)後に厳しくなった住宅ローンの借り入れが規制緩和され、ローンを組みやすくなったことと、マーケットに出ている物件が不足していることで、ほぼ言い値でバイヤーが購入するという、売り手市場となっており、価格が上昇傾向にあるようだ。

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イギリスでマイホーム購入資金を貯めるのになんぼかかんねんという話

本日のMETRO(第68回)。

Trapped in the nest: House prices force young to be carers
(ペーパーのタイトルは「Trapped in the nest」)

今日は一面記事。

20歳から34歳の若い世代の人たちが、イギリスの記録的な不動産価格の高騰のせいで、家が買えなくて、買えるくらいのお金が貯まる頃には、両親の介護の必要が出てきて、結局家を諦めざるを得ないという状況になっているという話。
現在イギリスでは、最高3百万人もの若い世代の人たちが貯金のため、親と共に住んでいるらしく、デポジット(頭金)が払えるくらいの貯金が貯まるまでに、イギリス国内の平均で、だいたい10年、ロンドンに至っては、24年もかかるとのこと。

それで、しこしこお金を貯めているうちに、5人に1人の人が、親の介護をすることになるらしい。

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ミドルクラスの人たちが住宅ローンを借りるためにやっていること

本日のMETRO(第66回)。

Middle-class mortgage lies: More professionals fib to get home loan
(ペーパーのタイトルは「Middle-class mortgage lies」)

今日の一面は、日本でも大きなニュースになっていると思うが、イギリスの元首相マーガレット・サッチャーが亡くなったという記事。

一面どころか、あのMetroでも15ページ目まで、延々とサッチャー特集だった。

それだけインパクトがあったということだ。

・・・が、ここはあえて、別の記事をチョイス。
(というか、サッチャーについて、個人的に語るべきことも特にないし・・)

で、19ページ目にあった、この記事。

不況にあえぐイギリスにおいて、家を購入するために、多くの人が住宅ローンを借りるのに苦労しており、申請時に、虚偽の情報を提供している話。

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イギリス国内の家賃収入における脱税がハンパない件

本日のMETRO(第53回)。

Tax-dodging buy-to-let landlords hit us for £550m
(ペーパーのタイトルは「Tax-dodging landlords hit us for £550m」)

今日の一面はさすがのMetroも新しいローマ法王ネタだったのだが(ちなみに日本ではどういう扱いで取り上げられているんだろう?一応トップ記事?)、どうせ至る所でニュースになってるし、あえてここで書くまでもないような気がするので、もっと身近なネタをチョイス。

で、タイトルそのままなのだが、イギリスで個人で家を貸している家主の3分の1が、その家賃収入に対する税金を支払っていないという記事。

こちらではかなりよく聞く話なので、今更特に驚かないのだが、これによって5.5億ポンドの税収が失われており、昨今の緊縮財政に伴う様々なベネフィットのカットによる一般家庭へのインパクトを考えると、てめーら、ちゃんと払え!と言いたくもなる。
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