2020年にイギリスにおける賃貸価格が46%もアップする理由

本日のMETRO(第95回)。

Born in the 1980s? Forget having a place of your own
(ペーパーのタイトルは「Born in the 1980s? Forget having a pad of your own」)

今日は5ページ目に載っていた気になる不動産関連の記事。

National Housing FederationNHF)が発表したレポートによると、なんでも、2020年の賃貸価格が、今より46%も上昇する見込みらしい。

46%て・・・ほぼ50%やん。。。

また、記事によると、新規に家を購入する場合(First time buyer、つまり初めてのマイホーム購入)も、42%価格が上昇するとされている。

この計算でいくと、2012年の平均的な新規購入価格が、173,185ポンド(今のレート「152.858174」で、2,650万円弱)なのに比べ、2020年は、245,165ポンド(今のレートで3,750万円弱)となってしまう。

では、なぜこうなってしまうのか。

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レポートによると、不動産価格が高騰する理由として、昨今のベビーブームによる人口増加に対して、充分な家が建てられていないというのが背景にあるようだ。

簡単に言うと、人増えたけど、住む家が足りましぇん、ということである。

例えば、イングランドでは、1982年から1990年にかけて、ベビーブームが起こり、13%も出生率が上昇したのに対して、新築物件数は、14%下落しているとのこと。

さらに、00年代(noughtiesと言うらしい)もベビーブームで、彼らが大学に進学したり働きだす2020年には、家賃は上昇するにも関わらず、年間所得額はそれほど増えないため、マイホーム購入資金も蓄えることができず、その結果、親元を離れることがなかなかできない状況になると予想されている。
以前、このブログでも別記事で書いたが、この現象は既に始まっており、レポートによると、今後どんどんその傾向が強まっていき、不動産価格の上昇は2025年まで続くようだ。

NHFは、政府に対して、この問題に対してもっと真剣に取り組み、新築の数をもっともっと増やすべきだと主張しているが、政府は、このレポートは、きちんとした検証がなされていないと反論している。

また、政府も、別にこの問題を認識していないわけではなく、新築の数を増やす方針で進めているようで、我々はきっちり対応していると主張しているようだ。

まぁ、あまり当てにならないけど。
家、やっぱ、今買うべきなんだろうか・・・

Listening to “Surfin’ Safari” by Beach Boys
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