カテゴリー : 英語

イギリスの小学校の通知表ってどんな感じ?

早くも7月後半。

イギリスの学校は基本的に9月始まりの7月終わりなので、ほとんどの子供たちは今週から夏休み、そして、学年の終わりとなる。

学年の終わりと言えば、通知表。

Gabyは今季でYear 1(日本で言う小学校1年生)が終わり、自分としてもイギリスの小学校の通知表を目にするのは初めてだった。
(実際は、学期が終わる1週間前にはもらってきてたけど)

で、せっかくなので、ここで、イギリスの小学校の通知表がどんな感じなのか、その内容を紹介したいと思う。
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今どきの若者が電話でスペルを説明する時に使う単語とは?

先週の木曜日に、こんなメールが届いた。

I noticed you have a very nice article mentioning the phonetic table and linking to a Wikipedia page on the NATO phonetic table.

ここで言っている「nice article」とは、以前書いたこの記事のことである。
電話でスペルを説明する時にどういう単語を使う?

で、このメールでは、最近の若者は、そもそもフォネティック・テーブルについてもあまり知らないらしく、電話とかでスペルを説明する時に、どうやって説明するかということが紹介されていた。。
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[必見] なぜイギリスのビザ申請/延長にTOEICとTOEFLが使えなくなったのか

既に日本でもニュースになっていると思うが、先日、イギリスのホームオフィスは今月初旬に切れたETS(TOEICおよびTOEFLのプロバイダ)との契約を更新しないという方針を発表した。

イギリスでビザを申請するためには、ホームオフィスが指定したプロバイダが提供する英語の試験の基準値以上のスコアの提出が求められる。

この発表は、つまり、イギリスのビザ申請(延長も含む)に、TOEICおよびTOEFLのスコアが使えなくなることを意味する。

そして、これは既に提出済みのビザ申請にも適用される見通しで、ETSが提供するスコアを利用している申請の審査は一時中断されているようだ。

これらの申請についての対応方針はまだ正式に発表されていないようだが、恐らく別の試験の再受験を求められることになりそうである。

では、どうしてこのような厳しい処分となってしまったのか?

それは、BBCが今年2月に放映された、とある調査結果が背景にある。
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幼稚園から始める英語教育:(第3回)フォニックス向けおススメWebサイトと子供向けアニメ

前回、文字を教える時は、アルファベット名を使うのではなく、その文字が持つ実際の音を使う、というようなことを書いた。

例えば、「a」の場合、「エィ」ではなく、「アッ」という感じである。

このような教え方を、フォニックス(Phonics)と言い、英語圏では子供に英語の読み方を教える一般的な方法で、リーディングの入口、基礎となる。

ただ、そんなことを言われても、我々日本人にとっては、実際どういう音を教えればいいのかがよく分からない。

そんな時はインターネットの出番である。
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幼稚園から始める英語教育:(第2回)文字を教える時にアルファベット名を使わない方がいい理由

前回、うちのGabyが家で英語が先に出てくるようになったと書いたが、改めて、日本語を教えねばと思い直し、ことあるごとに、「日本語でしゃべって」ということを言うようにした。

それで気付いたのだが、事態は思ったより深刻のようだ。

日本語でしゃべろうとすると、一呼吸置いて、頭の中で考えてからしゃべっているのである。

たまに、前は言えていたことすら忘れてしまっていることも多々あるし、どこかぎこちない日本語が出てくる。

しかも広川弁で。。orz

どうやら、頭の中が「英語」の状態になってしまったようである。。

つまり、我々のように日本語を英語に変換しているのではなく、英語を日本語に変換しているということになる。

本格的に対策を練らないと、ほんとに日本語をしゃべれなくなってしまいそうだ。。

そんなわけで、相方とは、やはりなるべく日本に長期戻って、日本語脳を鍛えないとダメだという話をしているのだが、果たしてどうなることやら。
・・・で、今日の本題。

今回は前回少し触れた、Gabyが通っているレセプションでもらったアルファベットと発音の教え方に対するアドバイスについてご紹介。
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幼稚園から始める英語教育:(第1回)イギリス生まれの4歳児の英語スキル

本当はこのネタ、4歳の娘のGabyが去年9月からレセプションという、小学校(こちらではプライマリー・スクール)の準備クラスに通い始めた頃に書きたかったのだが、なかなか重い腰を上げられず、こんな時期になってしまった。

なぜこのネタを書こうかなと思ったかというと、レセプションに通い始めた時に学校から英語教育の手引きみたいなチラシをもらって、それが個人的にへぇという感じの内容だったので、これはシェアしたいなと思ったのである。
日本でも小学校から英語必須になる(なった?)とか言っているので、イギリス(英語圏)の子供たちがどういう風に英語を学んでいるのかを知ることは参考になるのではないだろうか。

そこで、Gabyの英語学習、進捗を例にとり、何回かに分けて、その事例を紹介していきたいと思う。

まず初めに、英語レベル的にGabyが今どういう状況かについて書いておく。
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イギリス市民権と永住権の申請条件に英語スキルが追加

英国国境局(UK Border Agency)によると、今年(2013)年10月28日から、イギリス市民権と永住権取得条件が変更になる模様。

Changes to ‘knowledge of language and life’ requirements and application details | UK Border Agency

これまでは、Life in the UKというイギリスの歴史やら、文化やらを一通り網羅したテストを受験し、合格するというのが条件だった。

しかし、来月28日から、それに英語のスキルも追加になるということだ。

具体的には、「スピーキングとリスニングについて、CEFRのB1レベル以上の資格、もしくはそれ相当のスキル」が条件になるらしい。

では、CEFRとは何か?
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電話で英語スペルを説明する際に使える単語リスト(UKロック版)

先日から車探し、その後の各種事務手続きなどで、最近やたらと電話をかけまくっている。

その際、名前とか登録番号とかのスペルを説明する必要があったりするのだが、一般的にはフォネティックコードphonetic alphabet)と呼ばれる説明用単語を使ったりする。

ただし、会社などでは統一されているところもあるかもしれないが、人によって違うし、思いつきの場合もあり、使われる単語はまちまちだったりする。

で、とっさの場合、この単語がなかなか思いつかない。

また、電話の相手も、「F for Frank, U for Uniform」とか丁寧に言ってくれる場合もあるが、人によっては、「Frank, Uniform, Mike, India, Romeo, Oscar, Charlie, King」(注: “fumirock”のスペル)とそのまま単語を並べてくる人もいる。

こんなの知らない人は、何を言っているのか意味不明に聞こえると思うが、まぁ、英語の世界では、常識なので覚えておきたい。
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イギリス英語学習にオススメの映画

イギリス日和で書いた記事「英語学習の必須アイテムは、ビートルズとMrビーンと・・・」の中で、ハリー・ポッターや007は結構英語(というよりストーリー展開がある程度分かってないと理解するのが厳しい)が難しいという話をしたのだが、語学学習をする上で、やはり映画はかなりよい教材になると思う。

なんといってもおもしろい。

当たり前のことだが、興味のない題材で勉強するより、自分が興味のある題材を使った方が、何倍も身につくし、モチベーションも維持できる。

で、英語を学びたいという人で、アメリカよりイギリスでしょという人にオススメの映画をいくつか紹介したいと思う。

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電話でスペルを説明する時にどういう単語を使う?

(注: この記事は2013年8月に旧ブログから移植した記事です)

最近、というかワーク・エクスペリエンスを初めてから、やたらと電話の会話が耳に入ってくる。
(基本的にサポート業務なので)

で、その時にスペルの説明(“A” for(またはas in) “Apple”みたいに)をしているらしき会話が結構聞こえてくるのだが、人によって、さらにその時によって使う単語が違うんだなぁと思っていた。

以前、自分も試しに電話で同じようにスペル説明をしたことがあったのだが、選んだ単語がまずかったのか、余計に誤解を招いたり・・・

こうなると何か基本となる単語セットが知りたい。

というわけで、軽くネットで調べてみたところ、以下のサイトにぶち当たった。
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