1920年代のファッションで来いと言われても・・・
早いもので、今年ももう3月。
今年の冬は雨は確かに多かったけど、全然寒くなかったので、どちらかと言うと、え?もう冬終わりという感じではある。
ただ、あっという間にサマータイムになって、春が来て、日が長くなるかと思うと、わくわくする。
日本にいた時より、断然春の喜びを感じるのは、冬が暗鬱としてるからその反動だとは思うが、この春から夏にかけてのイギリスは本当にいい。
もし、イギリスに来る時は、是非この時期をオススメする。
それで、この3月はわりとイベントがある。
ひな祭りの日が結婚記念日(覚えやすいようにぞろ目にしたのに二人ともすぐ忘れる)で、その翌週はGabyの誕生日。
先月、Rayが3歳の誕生日を迎えたばかりだが、Gabyはこの3月で5歳になる。
月日が経つのは本当に早い。
そして、今月その前にもう一つの誕生日がある。なんと今年で90歳。
それが誰かと言うと・・・Gabyが通う「学校」である。
今、学校では90周年のイベントに向けて、色々準備しているらしく、Gabyも理解しているのかしてないのかよく分からないが、学校が誕生日だから絵を描いているというようなことを言っていた。
そして、来週の土曜日には、生徒の親向けのイベントが開催される。
その名も、Fabulous Flapper Party*笑
「Flapper」(フラッパー)とは、Wikipediaによると、以下のような意味らしい。
1920年代に欧米で流行したファッション、生活スタイルを好んだ「新しい」若い女性を指すスラング。それまで女性らしいとされてきた装いや行動様式ではなく、膝丈の短いスカート、ショートヘアのボブカット、ジャズ音楽などを好んで、濃いメイクアップで強い酒を飲み、性交渉、喫煙、ドライブを積極的に楽しむという、以前までの女性に求められてきた社会的、性的規範を軽視した女性たちを意味する。
これだけ見ると、何やら怪しげな香りがするのだが、実際どんなパーティなのかというと、学校のホールにJazzバンド呼んで、まぁそれなりの食事とお酒を楽しみながら、音楽を楽しむという、どちらかというとマチュアな感じのようだ。
(チラシには、「Travel back to the 1920s with a swinging jazzband and a luxurious supper」と書いてある)
お値段一人20ポンドで、子供も預けないといけないし、直前まで行こうかどうか迷ったのだが、まぁ、次の100周年の頃にはこの学校にはもう通っていないし、あまりこういう機会もないだろうからということで、最終的に行くことにした。
が、しかし、ここで問題が一つ。
招待状に「Dress with decadence!」と書いてあるのだが、これはつまり、その年代、1920年代の格好をして来いということである。
1920年代と言われても・・・
先日たまたま行きつけの美容院でこの話をしていたら、「吉田茂みたいな格好して行けばいいんだよ」と分かるような分からないようなアドバイスをもらったのだが、やっぱりイメージが沸かないので、困ったらGoogle先生。
調べてみると、1920年代というのは、あの村上春樹氏が敬愛するスコット・フィッツジェラルドの代表作で、最近ディカプリオ主演の映画でも話題にもなった「The Great Gatsby」の世界ど真ん中らしい。
この映画では、プラダとブルックス・ブラザーズが衣装を担当しているらしいが、映画の影響でかなり繁盛しているようである。
ブルックスブラザーズは、グレートギャッツビー・コレクションまで展開している。
Brooks Brothers 1920s Great Gatsby Collection
さすがに、このパーティのためだけに、これは買い揃えられねぇ。
つか、白いスーツとかこの後いつ着るんだ。。
ちなみに、どうやったらディカプリオみたいになれるかについての解説サイトを見つけたのだが、やはりレオ様のようにはなれそうにない。
Great Gatsby White Suit- Get the Leonardo DiCaprio Look
で、グレート・ギャッツビーはアメリカなので、イギリスはどうなんだと調べてみると、こちらも大人気のTVドラマ「ダウントン・アビー」がまさにこの時期らしい。
ちなみに、ダウントン・アビーの男性ファッションはこんな感じらしい。
で、このサイトに、1920年代のファッション・ガイドがあったので、これで、なんとなく時代のファッションは分かった。
1920′s Fashion for Men: A Complete Suit Guide
が、分かっちゃいたが、こんな服持ってねぇし。。。orz
レンタルという手もあるが、そこまでするのもなぁということで、とりあえず、若干それっぽいジャケットを持っているので、それを中心に、手持ちの服でそれっぽいのを組み合わせていくことにしようと検討中。
帽子はNewsboy Capスタイルのやつを一つ持っているので、それでいいかと思っていたら、今、上のダウントン・アビーのガイドに、この帽子はワーキングスタイルという説明があるのを見つけた。
うーむ、別にいいんだけど、若干引っかかるな。。
少し悩もう。あと、やはり靴が欲しいなぁ。
(いかん、だんだん購買意欲が刺激されてきた・・)
尚、同じサイトに女性のFlapperスタイルの説明もあったので、参考までに載せておく。
噂によると、イギリス人はこういう仮装系のイベントが大好物で、かなり気合を入れてくる人も結構いるらしいのだが、本気でこういう格好でくる人もいるんだろうか。。
(皆、結構いい年してるんだけど)
実際どういう雰囲気になるのか全く予想もつかないが、とりあえず、最低限外さない格好だけはしていこうかと思う。
また、結果はレポートしようと思うので、お楽しみに。
(2014.03.14追記)
結果レポートはこちら。
うっかりフラッパー・パーティに出席したら皆マジだった
Listening to “Louis: the Best of Louis Armstrong” by Louis Armstrong
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