幼稚園から始める英語教育:(第3回)フォニックス向けおススメWebサイトと子供向けアニメ

前回、文字を教える時は、アルファベット名を使うのではなく、その文字が持つ実際の音を使う、というようなことを書いた。

例えば、「a」の場合、「エィ」ではなく、「アッ」という感じである。

このような教え方を、フォニックス(Phonics)と言い、英語圏では子供に英語の読み方を教える一般的な方法で、リーディングの入口、基礎となる。

ただ、そんなことを言われても、我々日本人にとっては、実際どういう音を教えればいいのかがよく分からない。

そんな時はインターネットの出番である。

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世の中には色んなサービスがあるので、一概にこれがベスト!とは言えないのだが、ここでは、Gabyが通っているレセプションで紹介されていたサイトを紹介しようと思う。

そのサイトは、「Focus on Phonics」というのだが、対象は主に、子供に英語を教える立場にある親や学校の先生などのようである。

このサイトでは色々な英語教材が紹介されているのだが、右側に「Hear the Sounds」というリンクがあり、文字が持つ「音」と共に、それを使った単語の発音も聴くことができる。

これを使えば、子供と一緒に勉強する際に、「これは何の音?分からない?じゃー聴いてみようか」といった感じでちゃんとした発音を子供に聞かせることができ、フォニックスには持って来いなのである。

例えば、「b」の場合、「bat」が紹介されているが、フォニックス的には、「ブァッ、アッ、トゥッ」で「bat」みたいな感じ?
・・・と文字で書かれても、よく分かんねーよという声が聞こえてきそうなので、もう一つ今度は子供向けアニメを紹介しようと思う。

タイトルは、「Alphablocks」というのだが、CBeebiesというBBCの子供向けチャンネルで放映されている。

少し前にうちの子供たちが大はまりし、特に下のRayが一時期ひたすらこれを見ていたことがあるのだが、各アルファベットの文字がそれぞれキャラクタになっている。
(かわいいとは言い難いが・・・)
で、各キャラクタは、上のように、自分の「音」のみしかしゃべらない。

例えば、「a」くんは、ひたすら、「アッ」としか言わない*笑

それで、ふとしたときに、「c」くんと「a」くんと「t」さんが一緒になり、手をつなぐと、「クッ!」(cくん)、「アッ!」(aくん)、「トゥッ!」(tさん)、「キャット!」(3人で。キラーンという効果音が入る)

各話毎に一応ストーリーがあるのだが、内容的にはひたすらこういうことをやっているだけである*笑

なので大人が見ても面白くないと思うが、子供的には結構楽しいらしい。

百聞は一見に如かず、以下のBBCのサイトで実際の番組が見れるようなので、気になる方は是非見て頂きたい。
(日本から見れるのかな?)

BBC – CBeebies – Alphablocks – Fun with phonics and the alphabet

もし、見れない場合、Youtubeで「Alphablocks」で検索すれば、たくさんエピソードが出てくるので、そちらで見れるはず。
自分もたまに子供たちとぼーっとこれを見たりするが、あー、こっちの子はこうやって単語と発音を覚えていくのかー、自分も小さいときにこうやって習ってればなーと思ったりする。

実際、Gabyはリーディングの宿題で、簡単な本を持って帰ってくるが、一緒に読んでいるとき、そうやって一文字ずつ読んで、なんとなく想像でその単語の発音にトライしているようだ。

そして、今の時点で既に発音に関しては、自分よりGabyの方がきれいだし、ナチュラルで、たまに友達の名前を言っても、発音が悪くてわかってくれない時があり、終いには直される時がある*笑
というわけで、Gabyは来月で5歳になるが、Gaby自身、勉強熱心なので、もう英語に関してはあまり心配していない。

それよりも、Gabyの日本語が、いまだに広川弁(そして若干関西弁混じり)なのが気になるところである。
(注:年末に日本に帰って、従妹が広川弁バリバリなのでかなり影響されて帰ってきた)

Listening to “Where Did the Night Fall” by U.N.K.L.E.
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    • Miffy
    • 2014年 2月 24日 1:45pm

    いつもすごく参考になります。ありがとうございます。
    そうやって真っ白の状態から学んで行く姿を見られることは、新しい気づきになりますね。
    語学って年数や文法だけではダメなんだな〜と実感させられたのが、最近ハンガリーから来た友達ができ、彼は国の教育制度が変わる前に学校を出たため、人生で一度も英語を習うことなくイギリスに来で6年で、しかもハンガリー語はラテン系ではないので、日本語同様英語と全く異なる言語であるにも関わらず、多少アクセントに癖はあるものの、普通に洗練された単語も使う大人の英語がペラペラで、通算うん十年勉強している自分が情けなくなります。
    個人の資質もあるでしょうが、この事実は下手に中途半端な英語教育(日本の)が、かなり邪魔をしてるのではないかと思う次第です。
    頭を真っ白にして1から学び直せたらどんなにいいでしょうね?

      • fumirock
      • 2014年 2月 24日 10:28pm

      ほんと、子供を見ていると、語学だけでなく、色んな意味で「気付き」がありますね。
      おもしろいです。

      日本はやはり英語を学んでも使う機会がないのが一番の問題だと思います。
      逆に言うと、大部分の人は日本国内にいる限り、別に英語しゃべれなくても、全く困らないですからね。

      なので、小さい時から、もっと身近に英語に触れる環境を作れれば、ほっといてもしゃべるようになるのではないかと思います。
      それこそ、周りにEnglish speakerがたくさんいれば、英語が「特別な存在」ではなくなりますし、そういう空気を作るのが一番手っ取り早いのではないかと。

      スピーキングに関して言うと、普段おしゃべりな人は英語でもしゃべりたいので、その分しゃべる機会が多く上達が早いと個人的に思います。
      (ただし、勉強しないと、ブロークンな英語のままになってしまいますが)

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