幼稚園から始める英語教育:(第2回)文字を教える時にアルファベット名を使わない方がいい理由

前回、うちのGabyが家で英語が先に出てくるようになったと書いたが、改めて、日本語を教えねばと思い直し、ことあるごとに、「日本語でしゃべって」ということを言うようにした。

それで気付いたのだが、事態は思ったより深刻のようだ。

日本語でしゃべろうとすると、一呼吸置いて、頭の中で考えてからしゃべっているのである。

たまに、前は言えていたことすら忘れてしまっていることも多々あるし、どこかぎこちない日本語が出てくる。

しかも広川弁で。。orz

どうやら、頭の中が「英語」の状態になってしまったようである。。

つまり、我々のように日本語を英語に変換しているのではなく、英語を日本語に変換しているということになる。

本格的に対策を練らないと、ほんとに日本語をしゃべれなくなってしまいそうだ。。

そんなわけで、相方とは、やはりなるべく日本に長期戻って、日本語脳を鍛えないとダメだという話をしているのだが、果たしてどうなることやら。
・・・で、今日の本題。

今回は前回少し触れた、Gabyが通っているレセプションでもらったアルファベットと発音の教え方に対するアドバイスについてご紹介。

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文字を教える時は小文字から

最初にアルファベットを教える時、なんとなく、A、B、C・・みたいに大文字から教えてしまいそうだが、まずは「小文字」から、というのが基本のようだ。

これは、小さい子供が触れるほとんどの本やゲームは小文字を使っているということと、学校でもまず小文字を教えるからということらしい。

ただし、名前の最初の一文字目は大文字にするなど、必要に応じて大文字を使うべしということである。
確かに、学校の宿題(既に宿題がある!)でも、最初は小文字の書き取りが出ていたようだ。
(それ以前に家でゲームとかで教えていたので既に大文字は知っていたのだが)

今思えば、幼児向けの色んなアルファベットを学習するゲームも、小文字で表記されていて、なんで小文字?と違和感を感じたことがあるような。。

まぁ、本を読んだりすれば、当然小文字の方が多いので、ある意味これは当然と言えば当然なのかもしれないが、言われないと、まずは大文字からでしょ、となってしまいそうだ。

文字を教える時は発音も一緒に

文字について子供に教える際に、「a、b、c、d、e」を「エイ、ビー、シー、ディー、イー」とアルファベット名を使うのではなく、その文字が持つ実際の音を使えということだ。

カタカナで書くと難しいのだが、「アッ、ブァッ、クッ、ドァッ、エッ」(実際は、「a, buh, cuh, duh, e」)という感じである。

特に、b、d、g、j、wの場合、後ろに「uh」という音(いわゆる破裂音)がくるのだが、なるべくメインの音を強調するように心がけるべし、らしい。

つまり、「b」なら、「”ブ”ァッ」という感じ。(文章で書くと分かりにくいな・・・)
まぁ、確かに、実際の単語の中で、「エイ、ビー、シー、ディー、イー」というような音がそのまま使われることはあまりないので、そうやって学んでも、実際の単語の発音とは結びつかず、無駄というか混乱を招く恐れがあるのだろう。

例えば、「cat」という単語の発音は「キャット」なのに、「シー(see) エイ(ay) ティー(tee)」とアルファベット名で説明しても、本来の発音とは全く結びつかない。

なので、より実践的に教えるには、上記のような、各文字が本来持つ音(つまり発音)を覚えさせるというのが、正解らしい。

上の例(cat)で言うと、「クッ、アッ、トゥッ」でそれが一緒になると「キャット」だね、という具体である。

ちなみに、このような学習法をフォニックス(Phonics)と言うが、英語圏の子供たちが英語を学習する方法としては一般的なようだ。

ただ、我々日本人の場合、そもそも、教える親が、その「音」がうまく発音できないことが多いので、そんなことを言われても・・・となってしまう。
そういう時に頼りになるのがインターネット。

次回は、上で紹介したような感じで各文字の音を子供に教える時に使える、オススメのWebサイトと子供向けアニメを紹介しようと思う。

お楽しみに。

Listening to “Innocents” by Moby
B00DQBWMD8

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