パブがつぶれるには理由がある
本日のMETRO(第103回)。
Pub closures ‘good news for industry’ says The Good Pub Guide
(ペーパーのタイトルは「Last orders for the ‘bad pubs’stuck in the 1980s」)
最近、シリア情勢が緊迫化してきて、Metroの記事もかなり紙面を割いて取り上げているのだが、ここではイギリスらしいネタを。
なんでも、来年、イギリスで最大4000件のパブがクローズする見込みの模様。
しかし、The Good Pub Guideという、1983年から毎年出版されているパブ・ガイドによると、これはGood newsらしい。
それはなぜか。
パブ・ガイドによると、つぶれている多くのパブは、1980年代からあまり進歩しておらず、ひどい料理と飲み物を提供していたということで、その跡地に、新しいパブがオープンする可能性が生まれ、結果的にはパブ業界にとってよいということらしい。
つまり、時代に取り残されたパブは自然淘汰されていくということである。
昨今、不景気、かつスーパーマーケットが安いビールを提供しているせいで家飲みが増え、その影響でイギリスではパブがどんどんつぶれている。
そういう厳しい状況の中では、質の悪いパブはやはり生き残りが難しいのだろう。
これはこれである意味健全なのかもしれない。
記事によると、2014年、2500件から4000件のパブがクローズし、1000件のパブが新規にオープンする見込みらしい。
そう言えば、近所のパブも去年くらいにつぶれてしまったが、恐ろしくまずい飯とひどいドリンクを提供していた記憶がある。
まぁ、なるべくしてなったというべきか。
どうでもいいが、イギリスには、日本で言うファミレス的な店がないので、駐車場があって、家族連れでご飯が食べれるところとなると、結局パブになる。
なので、イギリスにおけるファミレスは「パブ」と言っても過言ではない。
尚、雰囲気が良くて、ご飯がおいしいパブは、結構田舎の方にあったりするのだが、記事にある2014年のパブ・オブ・ザ・イヤーの選ばれたThe Olive Branchも写真を見る限りそんなうちの一つだと思う。
さすがに遠い(Clipsham)のでわざわざ行こうとは思わないけど。
Listening to “Django Django” by Django Django
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