日本国籍を持っていればヒースローでUK/EUレーンを使える日がくる?
今日は別にブログを書く気がなかったのだが、ふと大使館からメールがきていて、それが気になる内容だったので、紹介することにした。
一度でもイギリスに来た事がある人なら、あの待てども待てども進まない入国審査を経験されたことがあるだろう。
カウンターはたくさんあるのに、ちゃんと人が働いているのは限られており、その数少ない職員もちんたらだるそうにやっている。
ある時は、交代の時間になり、カウンターから全て人が消えたなんてこともあったそうだ。
(一応、警備員は残っていたそうなので、さすがに勝手に抜けることはできなかったそうだけど)
年に1回くらいであればまだ我慢できるが、頻繁に入出国する人はたまらない。
そんな人に朗報なのが、今回、英国内務省(Home Office)にて英国登録旅行者(Registered Traveller)制度の試験運用が開始されたらしい。
この英国登録旅行者(Registered Traveller)制度を利用すると何が得かというと、以下の様なメリットがあるらしい。
- ヒースロー空港でUK/EUレーンを利用できるようになる
- ガトウィック空港でRegistered Travellerレーンを利用できるようになる
- ePassportゲートを利用できるようになる(生体認証機能付きパスポート所有者のみ)
- ランディングカードを書かなくていい!!
これは、でかい。
特にヒースローでUK/EUレーンを使えるようになれば、空港からさくっと出れる!
旅行から疲れて帰ってきて、しかも寝てる子供抱えて、あとどんだけかかんねん!という状況も何度も経験しているので、これは本当にうれしい。
この前ベルギーに行った時も、フェリーで大陸に渡ったのだが、イギリスに入国する時、フランス側でフェリーに乗り込む前に入国審査を受けるのだが、UK/EUレーンを使える人は、車上でさくっとゲートを通過できるのに、うちらは横に車止めて、ランディングカード書いて、空港みたいに入国審査受けて、また車に乗り込んで、フェリーに乗り込むみたいな、かなり面倒なプロセスを踏まされた。
(以前フランスにフェリーで行った時はそんなことなかったと思うんだけど)
なので、これは非常にでかい。切実に。
あと、ランディングカードとか毎回同じこと書く(しかも家族4人分)の面倒なので、これを書かなくてよくなるのも地味に、というか、かなりうれしい。
ただ、これ、日本国籍を持っていれば誰でもOKかというとそうでもないようで、18歳以上の日本国籍を持っていて、過去52週間に4回以上、英国で入国審査を受け、さらに以下のいずれかに該当する人のみが対象ということだ。
(要は、日本人でイギリスに住んでいる人か、外からよく来る人)
- 特定のTier1ビザ(Investor, Entrepreneur, Exceptional Talent/ Promise)
- Tier2ビザ
- 永住権(ILR)保持者
- 特定のVisitorの人(business visitor, tourist, sports visitor, entertainer visitor, person seeking to leave to enter as the parent of a child at school in the UK)
気になるのは、申請に50ポンドかかり(しかも審査で落ちても戻ってこない)、さらに1年の有効期間があり、その後はまた延長手続きが必要な模様。
自分の場合、家族4人なので、そうすると、50ポンド×4で200ポンドもかかることになる(のか?)。
これが延長時にさらに費用が発生しないのであれば、アリかもしれないが、毎年200ポンド払うことになるのは、さすがに痛すぎる。
その辺、Webサイトを見ても、読み取れなかったので、質問投げてみようかと思う。(返事返ってこなさそうだけど)
尚、今回は試行運用ということで、招待制のようで、申請にInvitation Codeが必要らしいのだが、これを日本大使館が発行してくれるようだ。
発行数に限りがあるようで、先着順らしい。
1月16日午前0時に受付を開始するということなので、もし欲しい人は忘れずに。
応募要項は以下を参照のこと。
在英国日本国大使館:https://www.uk.emb-japan.go.jp/jp/oshirase/2015/RT.pdf
あと、実際の申請はこちらのホームオフィスのサイトから。
英国内務省:https://www.gov.uk/registered-traveller
とりあえず、Invitation Codeだけは申し込んでおこうかな。。
[2015.01.15 追記]
昨日、このブログを書いた後、ホームオフィスに直接メールで問い合わせてみたところ、奇跡的に翌日、つまり本日(しかも午前中)に返信が届いていたのでアップデート。
まず、18歳未満は親がいようが何だろうがNGらしい。
同じく、T1とかT2のビザを持つ人のDependents(奥さんとかパートナーとか)もNGとのこと。
つまり、駐在とかで正規のビザを持っている人はOKだけど、その奥さんはNGということらしい。
(奥さん自身も、別途ビザとか永住権を持っていれば別だけど、結局その場合、その人自身が別途申請する必要あり)
一応、返信に書いてあった参加資格を貼っつけておく。
Eligibility Criteria
Applicants must be aged 18 years and over from Australia, Canada, New Zealand, the USA or Japan, hold leave in one of the following immigration categories.
- Indefinite Leave to Remain (ILR)
- Tier 1 visa: Exceptional Talent/Promise
- Tier 1 visa: Entrepreneur
- Tier 1 visa: Investor
- Tier 2 visa, all categories (excluding dependants/partners)
- Sports visitor
- General visitor (Tourist)
- Business visitor
- Entertainer visitor
- Parents of children at school in the UK
The following categories are currently ineligible (this list is not exhaustive)
- Right of Abode
- Ancestry
- Dependants/Partners (T1 & T2)
- Naturalisation
あと、気になる費用だが、50ポンドは翌年の延長時にも、再度払う必要があるとのこと。
しかも、この感じだと、一人50ポンド払う必要がある。
ボッタクリすぎ。
ちなみに、この問い合わせメールを書く時に、めっちゃ興味ある感じで書いたからか、返信の後に別メールで、Invitation Codeも送ってきた*笑
ただ、うちの場合は、自分と相方は永住権持ってるしOKなんだけど、子供たちが結局18歳未満でNGということで、親二人権利持ってても意味なし、なので、申請しないけど。
(親二人だけUKレーンで先にでて、子供二人、Ohterレーンで順番待ちとかありえないし、結局待たないといけないので意味ないし)
とりあえず、そんなの子供いる人にとって意味ねーじゃん的な返信をしておこうかと思う。
Listening to “Lost Horizons” by Lemon Jelly
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