ロンドンの美容院に関する考察
つい先日、自分がいつも髪を切ってもらっている美容師さんが独立して、自分の美容院をオープンした。
一応宣伝しとくと、名前は、BHC。名前の由来は・・・聞いてない*笑
場所は、エンジェル(Angel)という、昔は治安悪かったけど、今は再開発されてお洒落スポットに様変わりしたところ。
本当は今年の2月くらいにオープンとかいう話を聞いていたのだけど、イギリスにありがちな、各種トラブルがあったようで、結局5月まで延期になってしまったらしい。
ただ、その間、知り合いの店舗を間借りして、一時的にそこで髪を切ったり、あとは出張して家で切ったりして凌いでいたそうだ。
そういう自分も家に2度ほど来てもらって髪を切ってもらい、ついでに子供の髪も切ってもらった。
(子供を美容院に連れていくのは至難の業ということもあり、今までは風呂で主に相方が切っていたので、非常にありがたい)
やはり、手に職を持っている人は強い。
で、今回やっとオープンしたということで、そろそろ切りたいなぁと思っていたのもあり、先週お祝いのワイン片手に足を運んでみた。
まず、Angelという場所に降り立ったこと自体、過去に2,3回しかないので、あまり馴染みのない場所ではあるが、駅から10分ほど歩いて周りをチェックした感じ、金持ちっぽい、悠々自適な人が多く住んでそうな雰囲気を醸し出している。(単なる個人的な妄想かもしれない)
お店は、角にあり、大きな窓から中が丸見え状態で、かつその窓の方を向いて、髪を切られているので、周りがよく見える、かつ外から中をのぞく人とよく目が合う*笑
それで、髪を切られながら、外を観察していたのだが、オープンしたてということもあり、通りすがりのそこら辺に住んでそうな人が、あれ、こんな店あったっけ?的な感じで中をのぞいていく。
そしてその中の割と結構な数の人が、中まで入ってきて、最近オープンしたの?営業時間は?とか色々話を聞いてくるのに、ちょっと驚いた。
個人的な感覚で言うと、美容院は基本、本とかWebでチェックして、評判のよさそうなところに、例え家の近所でなくても(というか、そういう美容院はたいがい近所にはない)、アポを取り、良ければ、そこに通うという感じで、過去にふらふらその辺りの美容院に適当に入って行って、とりあえず試してみたという経験はない。
(ちなみに、相方は、一度ウィンブルドン駅前のローカルの美容院に行って、前髪ぱっつんに切られ、大失敗した経験あり)
なので、そうやって入ってきて、じゃあ、来週の何曜日くらいに来るねとか言っているお客さんなんかを見ていると、軽くカルチャーショックを受ける。
一番すごかったのが、妊婦さんで、つい最近髪を切ったのだけど、仕上がりが気に入らないらしく、来週あたり予定日だから、その前に切りたいとか言って、その日のキャンセル待ちをお願いしていたお客さん。
出産したら、しばらく美容院なんて行ってる暇ないだろうから、とりあえず切っておきたいというのはすごく理解できる。
しかし、そんな土壇場で、初めての美容院に飛び込みで行って切って、また失敗するというリスクは考えないのか?と突っ込みたかったが、まぁ人それぞれ。
自由である。
そして、そんな自由なイギリスが、個人的に好きだなぁと改めて思った。
ちなみに、この美容院の店主も、自由な考え方の持ち主である。
(この前店入った瞬間、ビール飲む?とか聞かれたし*笑)
というわけで、ロンドンにお住まいの方は、是非、この自由空間、BHCに足を運んでみてください。
今なら、Fumirockのブログを見てきたと伝えれば、初回割引もしくはビールの特典がもらえます。(うそ)
Listening to “Jake Bugg” by Jake Bugg
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