イギリスのとある学校で親が子供の運動会への参加を禁止されたワケ

本日のMETRO(第145回)。

日本では既に猛暑となっているそうで、8月に日本に帰るのが億劫になっている今日この頃。

一方のイギリスでは、この時期、一年で最も日が長くなり、気候的にも一年で一番いい時期で快適そのもの。今日あたりから、気温も20度くらいまで上がり、来週からは更に上昇し、本格的に夏到来!となる模様。

そんな中、こちらの学校では、この時期、運動会シーズンのようで、うちの子供たちの学校や幼稚園でも案内が来ていた。
(ちなみに、こちらでは、運動会のことを、Sports Day(スポーツ・デイ)と言う)

しかし、とある学校では、あることを理由に、我が子の運動会に親が参加することを禁止されたらしい。

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Parents banned from school sports day over ‘crush’ fears

今回、運動会への参加が禁止されたのはノッティンガムシャーにある小学校。

この学校、イギリスの学校の格付け機関であるオフステッド(Ofsted)から良い評価をもらっているらしく、ここ最近、生徒数が急増している模様で、去年の6月時点で318人の生徒が在籍していたらしい。

それで、この学校の校長先生が、あまりに生徒数が多いため、うまくオーガナイズできず、生徒の安全に関わるかもしれないということで、今回親の参加を禁止したということである。

う~ん、分かるような、分からないような。。
それで、生徒の父親の一人が、なぜ参加できないのか納得がいかず(そりゃそうなるわな)、一体何が生徒の安全に関わると思っているのかと学校に尋ねたところ、答えは「Potential for a crush」。

つまり、人数が多すぎてもみくちゃになって事故が起きるかもしれない、ということである。

その答えに対して、その父親は冗談交じりに「それって、ヒルズボロみたいになるかもしれないってこと?」と返すと、答えはなんと「Yes」。
この記事、この「ヒルズボロHillsborough)」が何なのかを知らないと、全く意味がわからないので、少し補足説明しておく。

イギリスのサッカーファンは知っているかも知れないが、1989年にイギリスのシェフィールドにあるヒルズボロ・スタジアムで行われたFAカップ準決勝のリヴァプール対ノッティンガム・フォレスト戦で発生したイギリスのスポーツ上最悪の群集事故で、96人の死者、766人の重軽傷者を出し、Hilsborough disasterと言われている。

この事故は、当初はスタジアムの収容能力を上回る大勢のサポーターが押し寄せ、リヴァプールのサポーターがピッチに乱入して大混乱を招いたというアナウンスがされたが、調査の結果、スタジアム側の管理上の問題が原因ということが明らかになっている。(未だに審議継続中)

この事故は4月に起こったのだが、今年の4月もスタジアムに献花し黙祷する人々の姿がニュースで取り上げられていた。

自分もそこまで事故のことを詳しく知らなかったのだが、今回Wikipedia「ヒルズボロの悲劇」で事故の詳細をチェックしてみたら、思ってた以上に、かなり悲惨な事故だったようだ。
なので、このヒルズボロの事故は悲劇としか言いようのないのだが、それを引き合いに出して運動会への参加を認めないというのは、普通に考えたら、親は納得できないだろう。

上の記事では、あきれた親が「何、次はクリスマスの劇も見れなくなるの?」とぼやいているようだ。

せっかく上がった学校の評価を落としたくないという校長先生の気持ちも分からなくはないが、まぁ、ちょっとやり過ぎ?
ちなみに、イギリスの運動会で有名なのは、egg and spoon race(スプーンに卵を乗せて落とさないように走るやつ)のようだが、うちの子供達の運動会でもやるのだろうか。。

今回、Gabyの運動会は平日なので相方に任せる予定だが、最近幼稚園に行きだしたRayの方は、なんとGabyのピアノの発表会の日程と見事重なってしまい、自分がRay担当となり、Rayと二人で参加することになった。

案内を見ると、親は積極的に競技に参加することを推奨していたので、何かやらされそうなのだが、とりあえず、その模様はまた別途ブログで報告することにしよう。お楽しみに。
(んなわけで、今回、個人的にタイムリーなネタだった)

Listening to “Night Visions” by Imagine Dragons
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