[Q&A] イギリスの現在の雇用状況について

イギリスの現在の雇用状況についてご質問を頂きましたので(質問は2013年1月初旬)、筆者の知りうる限りの状況(2013年1月時点)をご回答させて頂きました。

他にも同じような悩み、疑問を持っていらっしゃるかもしれませんので、情報共有のため、ご本人の承諾を得て、本サイトにて公開しています。
(下記の回答は、若干加筆し、新たに情報を追記しています)

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<質問>

はじめまして。
突然のメール失礼致します私Jと申します。
イギリス在住の方のブログを検索していてfumirockさんの所に辿り着きました。
とても読み易く引き込まれる内容で一気に読ませて頂きました。

お伺いしたい事がありメールをさせて頂きました。
一年前子供の頃から憧れていたロンドンに旅行へ行き
言葉に出来ない衝撃を受け
どうしてもこの国に住むぞ!と心に決めましたが
当時恥ずかしながら全く英語を話す事が出来ませんでした。
「このまま語学留学したとしても先生の言ってる事も理解出来ない!」
と猛勉強しなんとTOEIC800点台に乗り
最低限の土台は出来たからと
最近移民や就職、就労 ビザについて調べ始めその厳しさに絶望を感じている中fumirockさんのブログに辿り着きました。
自分は現在27で大学中退・小売業店長です。
Tier2のlistにある職歴もありません。
(職歴関係なく求人サイトの殆どが既存ビザ取得者のみの扱いばかりですが…)
日本での職歴が英国でそのまま確実に通用する訳ではありませんが
listにある異業種に転職し、経験を積んだ上でチャレンジするか
YMSで渡航し、二年間の間で仕事を探しスポンサー企業を探すか
現在どうすれば良いか検討をしています。

そこで、fumirockさんにお伺いしたいのが
– 最近新規ビザ取得者の方は周囲にいらっしゃるか?
– 英国での就職の厳しさはどの程度の物なのか?
ロンドンの現状を是非教えて頂きたいです。
「リクル ーターじゃあるまいし就職状況なんて知らんわ!」
と思われる事を承知でお伺いしております。
自分がfumirockさんの立場だとそう思いますし。
是非さんが肌で感じられているロンドンの現状をお伺い出来ませんか?
身勝手なお願いで申し訳ございません。

<回答>

ご質問の件ですが、ビザの専門家ではないので、あまり詳しいことはお答えできないのですが、一応、今の会社で採用とかも関わってきたので(もっぱら面接する側ですが)、私の知っている範囲で書かせて頂きます。

・最近新規ビザ取得者の方は周囲にいらっしゃるか?

ビザの種類にもよりますが、Tier 2の旧ワークパーミットにあたるビザを新規に取ってもらったという話はあまり聞きません。(ゼロではないですが)
私は、2011年、2012年の春頃、欠員募集のため、エンジニアの採用活動を担当しましたが、その時の応募者は、Tier 1Highly Skilled Worker(ITの場合、インド人がほとんど)、もしくは、既にイギリス永住権を持っている方がほとんどでした。(まぁ、イギリスで就労できるというのも条件に入っていたので、当然と言えば当然ですが)

一方、Jさんが検討されているYMSYouth Mobility Scheme、通称ワーキング・ホリデー、もしくはワーホリ)はよく聞きますし、近年定員数も増加し、割と通りやすくなったということもあり、イギリスで働けるビザとしては、比較的容易な手段と言えます。

しかし、このビザは2年間と期間が限定されており、さらに期間が延長できず、1度のみとなってしまいますので、大体の方は2年後、後ろ髪を引かれながら、そのまま帰国されてしまうのが現状のようです。

ただ、ここは本人がどれだけその2年間、真剣に活動し、種をまいて、アンテナを張って、目が出たときにすかさず刈り取る努力をするかによってくるのではないかと思っています。
(なんとなく過ごしていたら、2年間なんて、あっという間ですので)

・英国での就職の厳しさはどの程度の物なのか?

昨今の状況を見ていると、EU圏以外の外国人にとっては、イギリスにおける就職のハードルは上がり続けており、一般論で言えば、正直厳しいと言わざるを得ません。
ただ、ここは本当に職種と、本人のやる気次第になってくる部分もありますので、タイミングが合って、その時必要とされれば、もちろん可能性はあります。

Jさんの場合、まずは(旅行ではなく)短期留学などでこちらに滞在し、実際に色々肌で感じてみられるのが一番ではないかと思いました。
そして、そこで得た感触を足がかりに具体的なプランを立て、その後、YMSで渡航して、職を得るための活動に入られるのがいいかもしれません。

あと、いきなり異業種へ転職して経験を積むというのもそれなりにリスクがありますし、それによってイギリスにおける就労が保障されるわけでもありませんので、今のお仕事に少しでも関連があり、その経験が活かせるような道をご検討なさるのが良いかと思います。
(少なくとも、採用する立場として、CV上、いきなり職種が変わっていると、なんで?と疑問を持ちますし、必ず突っ込まれるポイントでもあります)

<その後>
回答して、その後、レスポンスがあり、悩んだ挙句、勢いでYMSを申し込み、見事受かったらしく、渡英が既に決まったようです。
是非、ご自身のイギリスでの道を切り開かれることをお祈りしています。

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