Green Man Festival 2013 レポート – その1(全般)
熱が冷めないうちに、今年のGreen Man Festivalのレポートを書いておく。
今年はなんといっても天気が良かった。
4日間晴天続きとはいかなかったが、木、土が、雨が降ったりやんだりの曇り、金、日が晴れ時々曇りと、雨が多いウェールズにしてはかなり上出来の天気。
事前の天気予報では、ほぼ雨となっていたので、諦めていただけに、これはうれしい誤算。
グラウンドコンディションも去年のようなマッドな状態にもならず、最後まで緑が残っていたのが一番うれしかったかもしれない。
(おかげであまり長靴の出番もなく、バギーも泥だらけにならずに済んだ)
今年はメインのMountainステージの横に謎の(キンニクマンに出てきそうな)銅像が設置されていた。
この銅像、夜になると火が灯され、時々、「ボー!」と火が激しくなり、会場盛り上げに一役買っていた。
こちらは、2番目に大きいFar Outステージ。
ステージから後ろの方を見ると、ウェールズの美しい山並みが一望でき、いい感じである。
このGreen Man、ターゲットが子供連れのファミリーなので、当然ながら子供向けのエリアがかなり充実している。
Little Folkが小学生以下対象で、Somewhereというのがティーンネイジャー対象。
今回のGreen Man、毎日午前中はLittle Folkで子供達を遊ばせ、お昼頃にメインステージに移動というのが1つのパターンだったが、天気もよかったおかげで、なかなか楽しんでいたようだ。
親としてはこれほどありがたいスペースはない。
一応音楽フェスということで、音楽にまつわるイベントや遊び道具も多く、音に触れる機会がたくさんあるのもいい。
ティーンネイジャー向けのSomewhereでは、そこら辺の子供達が飛び入り参加でジャムセッションをしていて、それがまたうまいという、イギリスの音楽人口の懐の深さを垣間見た気がする。
そういえば、メインステージで、12歳の子供が2曲ほど時間をもらって演奏していたのだが、これがまたやたらうまかった。
そして、しゃべりがまたえらくいっちょまえで生意気な感じだった*笑
ちなみに、今回、テントのエリア分けが去年と大分変わっており、ファミリー向けのキャンプ地は、ステージから少し離れた場所に大きく取られていた。
自分達は去年とだいたい同じような場所にテントを張ったのだが、そこはファミリー向け、障害者・お年寄り向け、そして一般向けのエリアの間(位置的には一応一般向けエリア)で穴場だったのか、かなりスカスカだった。
(写真の右に写っているのがうちのテント)
金曜日になったらもっと人増えるかと思っていたら、最終日までこんな感じでかなり快適。
これもGreen Manのいいところ。
尚、今年で2回目だが、去年と比べて、色々と改善されたり、変わっているポイントがあったように思う。
(去年泥がひどかったので、泥対策をしっかりやって欲しいとブログでも書いていたが、今年はしっかり泥対策をやってきたなと感じた)
この辺り、もう既に出来上がっているグラストなどのフェスと違って、すごく「変化」を感じた。
以下のオフィシャルサイトによると、やはり参加者からのアンケート結果を基に、その声をきちんと翌年に反映させているようで、こういうところも好感度が高い。
(今年も早速アンケートの案内がきていた)
参加しているアーティストもかなりこのフェスのことをほめており、リップサービスという側面もあるだろうが、他のフェスに比べて、雰囲気が良いという感想を述べている人が多いと感じた。
Local Nativesあたりは、「こんな子供が走り回っているフェスは見たことない。素晴らしい!あと、パパとママに感謝!拍手!」みたいなことを言っていたが、まさにそんな感じ*笑
実際、このフェス、参加アーティスト的にもリピーター率が高く、恐らくこの雰囲気の良さが、それに一役買っているのではないだろうか。
この辺り、フジロックに似ているかもしれない。(フェスの雰囲気自体は違うけど)
参加者としても、快適度は他のフェスに比べて群を抜いている。
トイレやシャワーもきれいだし、混んでないし、コンパクトですぐにテントに戻れるし。
なので、これを経験してしまうと、やっぱグラストは当分子供が大きくなるまでええかなと思ってしまう。
そんな訳で、来年も参加確定。
ちなみに、天気のせいもあり、音楽も去年に比べてかなり堪能できたので、それについては、別記事で書こうと思う。
お楽しみに。
Listening to “Green Man 2013” on Spotify
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