今イギリスで最もクールな政治家はエド・ミリバンド?

今週のMETRO(第164回)。

ここ最近のイギリスの主な話題と言えば、来月7日に実施される総選挙についてである。

イギリスでは、選挙はスポーツと同じような感覚で庶民のネタであり、政策についての真面目な議論があったり、政治家を茶化したネタもあったりと話題は尽きない。

今回の「ネタ」は、労働党の党首エド・ミリバンドをフォローしているAbbyと名乗る学生が#Milifandomと称してTwitter上で展開している、とある活動である。

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16 pictures of Ed Miliband looking extremely cool

自分は、永住権は持っているが、イギリスにおける選挙権はない。

そんな自分にとってはそもそも選択肢がないのでどうしようもないのだが、TVで各党首が一同に揃い、党首討論をやったり、新聞で各党の政策を比較したりと、毎日のように選挙ネタが満載である。

それで、Metroにも選挙ネタは毎日掲載されているが、今回紹介するのは、「ネタ」の方。
エド・ミリバンドと言えば、労働党の現党首で、前党首で首相でもあったゴードン・ブラウンが2010年の総選挙で労働党が敗北した責任を取って辞任した後に党首となったのだが、見た目からも分かる通り、まだ45歳と若々しい。
(ただ、今週、BBC Breakfastに出演してたのを見た時は、大分老けた印象だったけど)

で、今回話題になっているのは、これはもう、上の記事を見てもらえば一目瞭然なのだが、色々な有名人の写真を使ったエド・ミリバンドのコラージュである。

これはもう完全にネタなのだが、これをやっているAbbyは真面目にミリバンドを応援しているようで、この活動を通じて、一般庶民にとって、ミリバンドが馴染みやすい存在と感じられるように仕向けるための作戦のようだ。
この活動がTwitter上で瞬く間に拡散しトレンド入りしたため、当然本人の目にも留まり、ついには本人から以下のようなレスポンスが届いたようである。

イギリスの王室と言い、政治家と言い、ネタにされることに寛容で、こういう気の利いたレスポンスを返せるところが、懐の深さを感じさせる。

どこぞの首相が同じことやられたら、ムキーッとなって叩き潰しそうだが、是非こういうところを見習って欲しいなと思う次第である。

Listening to “Race for Space” by Public Service Broadcasti
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