新たなロイヤル・ベイビーがスコットランド独立の野望を防ぐ?

気付けばもう9月。

そして、一つ前の記事も全く同じ出だしで始まってるのだが*笑、ここ最近すっかりご無沙汰なこのブログ。

久々なので、明るい話題を書いてみようかと。

というわけで、本日のMETRO(第151回)。

今日は、キャサリン妃が第2子ご懐妊というおめでたいニュース。

英国王室が大好きな日本では、もちろん報道されていると思うけど、それとはちょっと違う角度から取り上げてみる。
(一応、今日のMetroの一面だったし)

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Kate Middleton pregnant: 8 ways the second royal baby could change history

ペーパーに乗ってたのと同じ記事が見当たらなかったので、上のリンクは適当にヒットしたものだが、ペーパーのタイトルは「A royal baby to the rescure」。

最近のイギリスにおける大きな関心は、USオープンでも、iPhone 6でもなく、今月19日、ついに実施されるスコットランド独立の是非を問う国民投票の行方だ。

そして、上のタイトルにある「rescure」(レスキュー)とあるのは、つまりスコットランド独立反対派にとって大きな追い風になるのではないかということである。
現在、キャサリン妃はまだ妊娠12週にも入っておらず、このタイミングでの発表は、10日後に控えた国民投票へインパクトを与えるためではないかという声もツイッター上で上がっているようだ。

しかし、実際のところは、第1子のジョージ王子と同様、つわりが酷く、夫のウィリアム王子と共に出席予定だったオックスフォード大学訪問のイベントをキャンセルすることになり、発表せざる得なくなってしまったということらしい。

それに、上のリンク先にも書いてあるように、当然ながら、それで意見を変える人はほとんどいないだろう。
ちなみに、ついこの間、知り合いのスコットランド人にその話を聞く機会があったのだが、「いや、当然”Yes”でしょ」と一言。

その人はイングランドに住んでいるので、投票権はないようだが、長い歴史的な因縁があるため、こういう人は多いと思われる。
最近、投票間近になって、賛成派と反対派の代表の討論会が何度も開催されたり、有名人を使ったアピール合戦を繰り広げたり、かなり白熱している。

ハリー・ポッターの作者であるJ・K・ローリングが独立反対キャンペーンに100万ポンド(今のレートで1億7千万円強)もの寄付をしたのは有名な話である。
尚、討論会で焦点となっているのは、独立後の経済、特に通貨をどうするのかという問題で、現イギリス政府は、独立するならポンドは使わせないと名言しており、反対派はそこを徹底的に攻めている模様。

通貨に関しては、ユーロ導入という声もあるが、EU自体がユーロ導入国を制限している状態で、今は難しい状況。

そのため、賛成派は、ポンド利用は誰にも止められないと、ポンドを使い続けるという強行策を打ち出しているようだ。

今のところ、五分五分っぽいようで、どうなるか分からないが、独立派が過半数を超える可能性は大いにあると思う。

個人的には、「仲良くやろうよ」派なのだが、果たしてどうなることやら。
・・・と、途中からロイヤル・ベイビーとは全く関係ない話になってしまったが、とりあえず、ご懐妊おめでとうございます。
最近、この人の曲ばかり聴いているけど、かっこいい。オススメ。
Listening to “Una Mattina by Ludovico Einaudi
B001GKPXSM

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