NHSがナース不足で海外からの人材採用に必死らしい

本日のMETRO(第126回)。

今日はNHS(イギリスの国営病院)における人材採用について。

このブログでも、何回かNHSのA&E(緊急病棟)やヘルプラインにおけるカオスぶりを記事として取り上げたが、現在、NHSにてナース不足が深刻化しているらしい。

そのため、NHSでは、海外にてリクルート活動を実施せざるを得ない状況になっているようだ。

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Nursing ‘crisis’ forcing NHS to recruit 1,000s from overseas

(ペーパーのタイトルは「Nursing ‘crisis’ forcing NHS to recruit 1,000s from overseas」)

記事によると、去年40の病院で約1400名のスタッフが採用されたらしいが、今後12ヶ月の間で、他の病院でも、さらなる採用を計画しているようだ。

また、この3年間で、看護学校の籍自体も2500人ほど減っているようで、この6ヶ月に至っては、純粋に応募者自体がいないという、深刻な事態に陥っているらしい。

この背景にあるのは、ダメダメな人員計画と、不景気に伴うコスト削減。

これにより、ナースの人員が削減されたり、トレーニングの場も減らされているおかげで、必要な人員も確保できず、現場にかなりのしわ寄せがいっている一方、その穴を埋めるために、海外の労働力に頼らざるを得ないというちぐはぐな結果になっており、これが昨今のNHSのカオスぶりの元凶となっているようだ。
ただ、海外と言っても、当然ビザ的に問題のない、ヨーロッパ(EU圏内)がメインで、その中でもスペインとポルトガルからの採用が最も多いようである。

この辺りは、異様な失業率を誇る両国と利害関係がマッチしているのであろう。

ただ、誰でもいいというわけではなく、必要なスキルと言語能力は求められるということだ。

人の命を預かる職業なだけに、当たり前といえば当たり前だけど。
EU圏外からの人材を、わざわざビザをサポートしてまで採用する可能性があるかどうかは分からないが、人が足りていないのは事実なので、日本で経験があって、英語がある程度しゃべれれば、チャンスがなくはないかもしれない。

正直たまに病院に行って、ちんたら仕事しているスタッフのせいで、延々と待たされたりしていると、日本人みたいにてきぱきした人がいたらなぁと思うのだが、そう思っているのは自分だけではないはず。

まぁ、人の数というより、もっと生産性上げたら、全然違うと思うんだけどな。。

Listening to “From Here to Now to You” by Jack Johnson
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