J・K・ローリングが密かに別名で新作を出していた件
- 2013 7/15
- カテゴリー : 文化・エンターテイメント
- J・K・ローリング . ハリー・ポッター
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本日のMETRO(第94回)。
JK Rowling’s crime novel shoots up sales charts after pseudonym secret is revealed
(ペーパーのタイトルは「Crime novel mystery is finally solved: JK did it」)
猛暑(といっても、日本の比ではないけど)が続く、イギリス。
今日も軍の訓練で死者が出たとか(一面)、人であふれかえっているブライントンの写真などが掲載されていたが、天気ネタばっかり書いてもアレなので、今日は違うネタで。
ハリー・ポッターでお馴染みのJ・K・ローリング(JK Rowling)が、ロバート・ガルブレイス(Robert Galbraith)という別のペンネームで、今年4月に「The Cuckoo’s Calling」という推理小説を出版していたことが明らかになった。
The Cuckoo’s Calling
Robert Galbraith
記事によると、サンデー・タイムズ(Sunday Times)紙が、新人がどうやってこの完成度の高い作品を生み出したのかについて調査、検証を行っていたところ、実はJK・ローリングだったという事実に行き当たったらしい。
それに対し、JK・ローリング本人は「ロバート・ガルブレイスとして開放感を味わいたかったから、もう少し内緒にしておきたかったんだけどね。てへっ(というのは言ってないけど、なんとなく)」とコメントしている。
また、「派手に宣伝したり、過度な期待を背負うことなく、別名で読者のフィードバックを受けるのは純粋にうれしいことだし、素晴らしいこと」とも言っており、「ハリー・ポッターの作者」という肩書きがいかに大きくて、いかに彼女を縛り付けていたかが読み取れる。
まぁ、普通にJK・ローリング名義で出したら、「あのハリー・ポッターのJKローリングが、今度は大人向けの推理小説を!こんなにスリルに満ちたストーリー今までにない!!」的な大売出しになってしまうに違いない。
で、作品の良し悪しに関わりなく、恐らく一定部数は売れてしまうだろう。
普通ならウハウハな話ではあるが、ハリー・ポッターで死ぬほど稼ぎまくっているだけに、もうお金いらないっす、おなかいっぱいっすという状態だと思うので、純粋に新たなエリアでの自分の作品が評価されるかどうかを見てみたかったのであろう。
それで、肝心の4月に出版された新作「The Cuckoo’s Calling」は、退役軍人が私立探偵に転身してロンドンを舞台に・・というベタな設定っぽい。
ぱっと見、レビューは概ね好評のようだが、この事実が発覚した時点では、無名の新人ということもあってか、計1500部しか売れていなかった模様。
ただ、この事実が発覚してから、一気に売り上げが伸び、Amazonのセールスのトップに躍り出たようで、これも実はマーケティングの一環?という気がしなくもない。
(もしくは、あまりにも売れなかったから、サンデー・タイムズに情報をリークしたとか)
JK・ローリングの小説自体、ハリー・ポッター含め読んだことがないので、彼女がどういう感じで文章を書くのか興味あるし、レビューを読む限り、ベタだけど、まぁおもしろそうではある。
ロンドン舞台だし、ちょっと読んでみようかなと思うが、前に紹介したダン・ブラウンの新作「インフェルノ」も未読なので、まずはそっちからか。
まぁ、でも、そもそも本読む時間ないし・・
というか、家に、既に大量の未読本あるし・・・
あと、J・K・ローリングとJ・R・R・トールキン、よく間違えるし・・・
個人的には、J・R・R・トールキンだし・・・
Listening to “Dark Eyes” by Half Moon Run
RadioheadやAlt-Jが好きな人は好きかも?
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