アンディ・マレーがウィンブルドン初優勝!
約1ヶ月ぶりの本日のMETRO(第90回)。
Andy Murray ends 77-year wait for British champion in men’s singles and tells fans: I hope you enjoyed it… I tried my best
(ペーパーのタイトルは「Yes!」)
今日の一面は、日本でも大きく取り上げられていると思うが、ウィンブルドン・テニスで、ついにイギリス人のアンディ・マレー(Andy Murray)が初優勝を飾ったというニュース。
一面といわず、5ページ目までぶち抜き、そして、後ろのスポーツ欄でも4ページ使って、ウィンブルドン決勝の記事が続いた。
正直な話、それほどテニスには興味がないので、昨日も、子供たちをプールに連れて行った時に、ジムのカフェ・エリアの大スクリーンで、皆観戦しているのを見て、あぁ、今日ウィンブルドンの決勝やってるのかというくらいの認識だった。
なので、勝った瞬間も見ていないのだが、相方が偶然カフェに飲み物を買いに行った時に、優勝が決まったらしく、それはもう盛大に盛り上がっていたらしい。
なんといっても、イギリス開催なのに、77年間、イギリス人の王者が生まれなかったということもあり、皆の期待はかなり大きかったと思う。
ちなみに、アンディは厳密に言うと、スコットランド人なのだが、こういう時は、テレビも新聞も、「ブリティッシュ」という言葉を使う。
だが、普段は、イングランドの人は、自分たちのことを「イングリッシュ」と呼ぶ。
分かりにくいと思うが、イギリスは、実際にはイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの国からなる連合王国で、正確には、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland、略してUK)ある。
で、オリンピックはイギリスとして出るが、サッカーのワールドカップは、なぜかイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド別々のチームで参加する。
そして、各国間には歴史的な根深い民族的対立があり、特にスコットランドでは独立の声が上がっていて、2014年に独立の是非を問う国民投票が予定されている。
なので、スコットランド人からしてみれば、「けっ!アンディはスコットランド人だ、ブリティッシュじゃねぇ!俺らのアンディが優勝したんだ!」なんて思っている人が少なからずいると思う。
(完全に個人的な推測なので、全く根拠はないのだけど)
・・と、そんなことはどうでもいいのだが(よくないけど)、3ページ目の右端に、アンディが優勝後、観客席に向かって、彼女とかコーチにはハグしたのに、お母さんにハグするのを忘れて、コートに戻ろうとしたという、お茶目な記事が載っていた。
実際、優勝シーンを見たけど、確かに、完全に忘れていたようで、周りの人に、「アンディ、お母さん、お母さん!」的なことを言われ、慌てて戻っていた。
そのことは、インタビューで、本人もはっきりと認めていたようだ。素直でよろしい。
しかし、まぁ、「Can’t believe what’s just happened!」(何が起こったのか信じられない)とか、「I can’t even remember – that’s how well I was concentrating.」(よく覚えてない。でもそれだけ自分が集中していたということ。)という言葉がすべてを物語っているような気がする。
尋常でないプレッシャーの下、自分たちのような一般人には到底想像もつかない精神状態で戦っていたのだから、そこから開放された後、もう何がなんだか分からなくなっちゃったのだろう。
でも、こういうところが、アンディっぽいといえばぽいなと*笑
(逆にフェデラーはこんなぽかはやらなさそう)
なんにせよ、おめでとう、アンディ!
Listening to “KILL THE WOLF” by MATT BERRY
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