雑務に追われ、教師が本業に専念できていないという、どっかで聞いたことがあるような話
本日のMETRO(第64回)。
Teachers vote to spend only 20 hours a week in the classroom
(ペーパーのタイトルも上記と同じ)
今日も、昨日の続きみたいな感じだが、4ページにあった教育ネタ。
リバプールで開かれたイギリス教員組合、NUT(National Union of Teachers)のカンファレンスで明らかになったらしいのだが、学校の先生が、実際にクラスで時間を過ごせるのが、週に20時間だけで、他の時間は授業の計画(10時間)やミーティングなどの雑務(5時間)に当てられているとのこと。
これを一日あたりで見ると、4時間がクラス、2時間が授業の計画、1時間がその他、という感じになる。
(つまり、9時-5時で、お昼の1時間を除くと、一日合計7時間という計算)
また、4人に5人が、夜も仕事のキャッチアップに時間を費やしているという。
NUTのメンバの一人は、「毎日、朝7時45分から夕方6時半まで、食べる暇もなく、話す暇もなく、考える暇もなく、トイレにさえ行けないことがままあるという学校生活にうんざりしている」と話している模様。
まぁ、これは客観的なデータがないので、かなり主観が入っているような気もしなくはないが、多くの教師が同じ想いを頂いているようだ。
教育大臣のマイケル・ゴヴ氏は学校教育の改革を推進しており(昨日の記事にあった学校視察によるチェックもその一環のようだ)、教育相のスポークスマンからは「なるべく教師達を雑務から解放し、負担を減らすことによって、本来への教育にかける時間を増やしていく」というようなコメントが発表されている。
ただ、一方で、「教師は長い休みもあるし、そのくらい働いて当たり前だ」というような批判もあるようだ。
長い休みと言うのは、春休みとか夏休みとかのことだと思うのだが、日本と違って部活もないし、次のタームの授業の準備とか補習とかはあるかもしれないが、確かに割とがっつり休んでいるような気もするな。。
(実際どうか知らんけど)
ちなみに、日本の先生方はどうなんだろうか?
しかし、こういうの読んでると、先生もサラリーマンもたいして変わらないよなぁという気がする。
ミーティングとか報告書などの雑務に時間取られて、本来やるべき実務の時間が削られ、残業というパターンと上のパターンが、すごくダブるのは自分だけだろうか。。
そして、マネージャーの立場で言うと、メンバから出てくる不満と、上の教師のコメントがダブって仕方がない*笑
Listening to “”Live in Concert at Metropolis Studios” by Roy Harper
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