イギリスが世界の不健康ランキングの最下位争いを繰り広げている模様
本日のMETRO(第48回)。
Drink and drug abuse pushes Britain down world death table
(ペーパーのタイトルは「Britain slips down world death table」)
2010年に実施されたGlobal Burden of Diseaseという世界的な医療に関する調査の結果、イギリス国民の健康状態は他の先進国に比べ、あまり良くないことが分かったというニュース。
記事によると、死亡率に関して、西欧諸国のうち19の裕福国の中で、1990年は10位だったのに、2010年は14位に落ちてしまったらしい。
その下には、フィンランド、ベルギー、ポルトガル、デンマーク、アメリカしかいないということだ。
アメリカは、まぁそうだろうなという感じだが、フィンランドやデンマークなど、長生きしてそうな国がイギリスより下というのはちょっと意外。
尚、薬物乱用については1990年と比べると、577パーセント!もアップしており、アルコールが原因の肝硬変(cirrhosis of the liver)も65パーセント上昇しているらしい。
平均寿命については、一応4.2パーセント上昇し、79.9歳となっている。(2010年の日本の平均寿命は82.9歳)
また、イギリス人のリスク要因として、一番大きいのが、タバコ、高血圧、そして肥満らしい。
まぁ、納得。
ちなみに、この調査レポートは、世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つであるランセット(The Lancet)のWebサイトの以下のページで公開されている。
Global Burden of Disease Study 2010 (from The Lancet)
この調査の対象国は以下で参照可能。
Global Burden of Disease Country Profiles
レポート本文を参照するには、会員登録が必要だが、登録なしでも、Visualizationsのページへ行けば、その結果がビジュアライズされていて、視覚的にも楽しめ、データ・ジャーナリズム、そして、データ・ビジュアライゼーション(調査データを視覚的にどう見せるか)の観点からも参考になると思う。
最近、自分の周りでも、色々と健康的に支障をきたしているという話をよく耳にするし、40越えたら、何かしら問題出てくるよと脅されているので、健康面、特に食生活については、ある程度気をつけていきたい。
日本だったら、まだあまり気にしてないかもしれないけど、ここイギリスに住んでいると、やはり食べる物も違ってくるし、周りがとにかく反面教師だらけなので、逆に早く意識することができて、結果的に良かったとポジティブに捉えておこうと思う*笑
Listening to “Valtari” by Sigur Ros
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