スターバックスがやってもうてる件

束の間のHolidayも終わり今日から元通り。
というわけで、休み明け一発目、本日のMETRO(第18回)。

George Osborne plans tax blitz after Starbucks bows to pressure
(ペーパーのタイトルは「Tax: Now the BUCKS(この単語だけスタバ色の緑枠で囲まれている) stops with Amazon」)

先月から騒がれているが、UKに700店舗を持つ日本でもお馴染みのStarbucksスターバックス)が、UK国内で税金逃れ対策をやっていて、ここ3年間、年間約4億ポンドもの売上げがあったにも関わらず、全く税金を払っていないということが明るみに出て、非難が集中している。

これに対して、UK Uncutという市民団体がスターバックスの店舗で抗議運動を実施したらしいが、それを受けてスターバックスは「We have listened to feedback from our customers and emloyees and understand that」とか何とか言って、UKにおける税金対策への新しいスキームを今週後半にも発表するとのこと。

そのうち、Tax還元無料キャンペーンとかやりそうだな*笑

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尚、ペーパーの方には載ってなかったのだが、上のリンク先にはもう少し詳細が書いてあって、どうやって彼らが税金逃れをしていたかというと、からくりはこう。

所得税というのは、当然ながら、その所得にかかってくる。

しかし、彼らは、ご存知の通り、グローバル・ビジネスを展開しており、UK以外の彼らの他事業部門(恐らく税率が低い国?)に対して、手数料的なものを払っており(例えばスターバックス・ブランドの利用権など)、これをUKスターバックスが損失として計上し、結果的にプラス・マイナスでマイナスにしてしまって、所得ゼロ、つまり税金払う必要なし、ということになる。

ちなみに、最近UK国内でガンガン出店しまくっているCosta(ここのブラック・コーヒー、半分ぐらいどぼどぼと(目の前で)お湯入れてくれるのだが、薄くて飲めたもんじゃない。飲むならラテで)は、去年3億7700万ポンドを売上げ、収益の31パーセントにあたる1500万ポンドを税金として支払ったのに対して、スターバックスは過去14年間で、たったの860万ポンドしか払っていないらしい。(ちなみに去年の売上げは3億9800万ポンド)

まぁ、これはやりすぎですな。。。
ただ、これはスターバックスに限ったことではなく、他の大手グローバル企業も同様のことをやっているとされており、次のターゲットは、GoogleAmazonのようだ。

また、このような大手企業以外にもスイス銀行に資産を隠している(ゴルゴのような)個人の大金持ちについても、政府は取り締まりのターゲットとして視野に入れている模様。

不況からなかなか抜け出せず、様々なベネフィットをカットし、国民に負担を強いている政府にとっては、これらの大企業や大金持ちは格好のターゲットなのかもしれない。
(スケープゴート的にも追加税収的にも)

ちなみに、財政破綻寸前のギリシャやスペインでは、政府が真面目に取り締まっていないため、脱税天国となっている。
やっぱり、南の暖かい国に住んじゃうと、(払うのも取り締まるのも)真面目にやるのがアホらしくなるのだろうか*笑

今日はもう一発。山梨のトンネル事故。
Japan motorway tunnel collapse leaves at least five people dead
(ペーパーのタイトルは「Road tunnel tragedy kills 3 as collapse traps drivers」)

昨日の夕方ジムでSky news観てたら、この事故のニュースをやっていてびっくりしたのだが、今朝のMETROにも少し後ろの方に記事が出ていた。
まぁ、日本のニュースの方が詳しいので、内容は特に触れる必要はないと思うが、こんなの巻き込まれたらと思うと、ぞっとする。

しかし、こんなの気をつけようがないよな。。

Listening to “Broken Brights” by Angus Stone
B008645Y3K

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