グラストンベリー・フェスティバル2007 2日目後半(6/23)
(注: この記事は2013年6月に旧ブログから移植した記事です)
グラスト2日目後半編。
(前半はこちら。)
Babyshambles @Other Stage
彼らの音楽にはさほど興味はないのだが、とりあえず死ぬ前にPeter Dohertyを見ておくかということで行ってみた。(早死にしそうなので)
例によってケイト・モスも連れてきており、ちょこちょこっと出てきて、少し歌って、また引っ込んでいくということを何回かやっていた(写真右)が、あれはなんだったんだろう。。
あと、ステージの端の方で、セレブっぽい女の子達(ケイト・モスの連れ?)が普通に踊っていた。なんでもありですな。
その後本当はPaul Wellerを観に行く予定だったが、相方が行きたくないと駄々をこねるので、椅子に座り、ゆっくり後ろでMaximo Parkを鑑賞することに。
写真左はセインズベリーで買った1つ3.99ポンドの椅子。
キッズ用なので小さいが、軽くて持ち運びやすいので便利。
(絵柄がアレなので、「あれ、セインズベリーのやつだ、クスっ」と後ろ指指されることが何回かあった)
Maximo Park @Other Stage
やはりマキシモはマキシモだった。良いね。
最近ヴォーカルのPaul Smithはいつも帽子をかぶっているのだが、あれを客席に投げ入れることはしない。お気に入りなのだろうか。(どうでもいいけど)
個人的にはこのまま居座ってEditorsを観たかったのだが、相方がどうしてもKooks観たいと言い張るので、仕方なくメインステージへ移動。
しかしこれが大変なことに・・・
The Kooks @Pyramid Stage
人が多い!そして下のぬかるみがハンパでない。1センチもはんぱねぇ!!
というわけでKooks観たいと言い出した張本人が「無理」と言って、3曲くらい聴いて脱出。(一応聴きたかった曲が聴けたので満足はしたらしい)
そして、脱出もこれまたすごく大変だったのだが、そのおかげで雨でどうしようもなく冷え切っていた足が暖かくなった。。
Kooksも初めてだったけど、まぁ結構良かった。
Editors @Other Stage
結局そのまま戻ってきて、またもや後ろでゆっくり鑑賞。
いやぁ、Editorsいいね。前から一度聴いてみたいと思っていたが、良いっす。なんか貫禄も出てきた気がする。
以前タワレコで試聴してThe Musicっぽいなぁと思って買ったのだが、今聴いてみると違う気が。。でも、いい。
どうでもいいが、ヴォーカルのTom SmithがColdplayのChris Martin路線に向かっている気がするのは自分だけだろうか。(神経質そうなところとか)
そして、メインのKillersを蹴っ飛ばし、いよいよお待ちかねのRodrigo y Gabriela。
相方はまたもや後ろで座って観たいと言い出したので、ビール片手に自分だけ前へ突入。
Rodrigo y Gabriela @Jazz World Stage
なかなか始まらない。機材トラブルなのか知らないが、ブーイングの中、結局30分くらい遅れてスタート。アコギ2本だけなのに、なんでそんなにトラブルかな。。(Killers観れたじゃん)
しかし。
始まった瞬間、一瞬にして今までのイライラがかき消された。
そして一曲目が終わった瞬間、大喝采。素晴らしすぎる。
期待以上に彼らはかっこよかった。鳥肌が立ちまくり。
Rodrigo y Gabrielaはメキシコ人の男女デュオで、おもしろいのが、今アコースティックな彼らのバックグラウンドがヘヴィーメタルにあるということだ。
なので、MetallicaやLed Zeppelinのカバーとかをやる。それがまた無茶苦茶かっこいいのだ。
とにかく一度このライブを観て欲しい!!!
・・と思ったのだが、なんとBBCのサイトにあった動画が丸ごと消されていた・・ショック・・・
このままでは悔しいので自分で撮った動画をYouTubeに載っけてみた。
特にガブリエラちゃんの鬼神の如く、ギターを弾き、そして叩きまくるソロが圧巻。
Diablo Rojo
この曲が好き。マジでかっこぇぇ。。
ガブちゃんの鬼ソロ
ギター弾いてるのか太鼓叩いてるのかよう分からん。つか、その手どうなってんすか・・
Stairway to Heaven
ツェッペリンのカバー。本当は曲の後半がものすごくかっこいいのだが、それは自分の目で・・
Tamacun
もうノリノリ。最高。心地よすぎる。ずーっと聴いていたい。
この時点で今年のグラストのベストアクト決定。
行く前から決まっていたような気もするが、やっぱり最高だった。
こんな感じでぬぉーーーーっと一人盛り上がっていた自分とは対照的に、相方は後ろでぼーっと座り、リラックスして楽しんでいたようだ。
その相方がいい事を言っていたので、この場で紹介するとしよう。
二日目のロドリゲス?という人の時に椅子に座ってビール片手にすげーなーっっていう音楽を聴きながらふと空を見上げたら、ジャズワールドにたくさんある旗が最高に気持ち良さそうに風にたなびいてて、それを見てると、そうかぁ。世の中のあらゆるものは本来自由なのかも。自由に好きなことして生きれるとしたら、しばらくイギリスで生きてみたいな。と思った。グラストでも泥生活とかしんどいけど、晴れて最高の音楽に巡りあったとき何とも言えない最高の気分がする。全てが完璧な人生なんてありえない。好きなことしようと思ったらしんどいことはついてまわる。その中で選んで行くとしたら今は自分の好奇心でこっちの生活にあるな、と感じたグラストでした。
ロドリゲスって誰だよ。。
こういう楽しみ方もフェスの醍醐味。
いやぁ、フェスってほんっとうにいいもんですね。(水野晴郎風)
3日目へ続く。。。
Listening to “Rodrigo Y Gabriela” by Rodrigo Y Gabriela