今度は雨?夏の大混乱・日本への一時帰国レポート(まとめ・反省会)

やっと長かった今回の日本一時帰国レポートが終わった。。
一応、以下にレポートをまとめておく。

  1. 今度は雨?夏の大混乱・日本への一時帰国レポート(ロンドン出発編)
  2. 今度は雨?夏の大混乱・日本への一時帰国レポート(アムス乗り継ぎ編 Day 1 前半)
  3. 今度は雨?夏の大混乱・日本への一時帰国レポート(アムス乗り継ぎ編 Day 1 後半)
  4. 今度は雨?夏の大混乱・日本への一時帰国レポート(アムス乗り継ぎ編 Day 2 深夜)
  5. 今度は雨?夏の大混乱・日本への一時帰国レポート(アムス乗り継ぎ編 Day 2 朝→昼)
  6. 今度は雨?夏の大混乱・日本への一時帰国レポート(関空到着編)

リアルタイムでお届けできなかったので、本人的にも若干やる気が落ちてきて、臨場感に欠けてしまったのだが、まぁ仕方ない。
(途中で終わるのもあれかと思って、がんばって書いた)

それで、最後に、まとめとして、今回経験した失敗?を次回に活かすべく、反省点を書き残しておこうと思う。

これはKLMでアムス乗り換えが前提なのだが、他の空港、他のエアラインでも、おおよそ同じだと思うので、参考になると思う。

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乗り継ぎ飛行機に乗る時の備え

乗り継ぎの際は、預けたスーツケースはそのまま乗継便に移し替えられるので、手元には戻ってこない。
これは、もし乗継便をミスって、不幸にも中継地で一泊するハメになった場合でも、飛行機をキャンセルしない限り、同じなので、機内に持ち込む手荷物だけで乗り切る必要がある。
今回、手荷物で持っておいて良かったと思ったもの、持っておけば良かったと思ったものをまとめておく。

ラップトップの電源アダプタ

これはもちろんラップトップを持って行く場合のことだが、ラップトップは手荷物で持ち込んでも電源アダプタは重いし、どうせ乗り継ぎだけだしと思ってスーツケースに放り込んでしまう人が多いが、今回のような場合、ホテルで一泊、最悪空港で一泊することになるので、その間の情報収集で利用する場合、バッテリが持たない場合がある。
ホテルはもちろん、たいがい空港にも、電源スポットが至る所にあると思うので、電源アダプタ(と変換アダプタ)さえ持っていれば、充電可能である。
また、手荷物が届かない場合、最悪数日間電源アダプタなしの状態で過ごすことになるので、特に仕事などで出張する場合は持ち込み必須である。

変換アダプタ

ラップトップの電源アダプタとセットで必要なのが変換アダプタである。
オランダの場合、Cタイプが一般的なので、1つ持っておくといいと思う。
当然旅先の変換アダプタも準備すると思うので、以下の様なコンパクトなマルチタイプのものを準備するのがベスト。

携帯の予備バッテリ

携帯の場合もラップトップのように電源アダプタを持っておくことが好ましいが、携帯の良いところはそのモバイル製で、列に並んでいる時など、電源スポットまで行けないような状態の際は、むしろ予備バッテリの方が好ましい。
また、最近はスマホを持っている人が多いと思うので、その場合電源バッテリも100V-240Vなどと海外電圧にも対応している場合がほとんどだと思うが、そうでない場合国内の100Vのみの場合もあり、その場合、直接コンセントから電源を取ろうと思うと、変圧器も必要になってくるので、そういう意味でも重い変圧器と電源アダプタを持ち込むより、予備バッテリを持参する方が好ましい。
自分は今回持っていなかったのだが、並んでいる時に近くの人が購入しているのを見て、いい機会だと思って、以下のやつを49.95ユーロでゲット。
ライターくらいのサイズで、USBなど複数の形状のケーブルが付属していて、携帯の充電以外にも使え、おまけにフェスの時にも使えて、なかなかお役立ちである。

暇つぶしの文庫本

最近はKindleなど、電子書籍が持ち運びが楽で便利なのだが、こういう非常時の場合電源確保が難しくなるので、文庫本を一冊携帯しておくと、長時間に渡る順番待ちの間の暇つぶしに持ってこいである。
今回、自分はたまたま持っていた「緋色のヴェネツィア―聖(サン)マルコ殺人事件 (朝日文芸文庫)
」を並んでいる間に読破してしまった。

乗継地の市内の情報

もし、アムスなどの乗継地で一泊することになった場合、もし空港外に出るのであれば、全く未知の場所だとかなり不安である。
なので、最低限の地図、公共機関などの乗り方、、近場のホテル情報など基本情報は抑えておくと安心である。

自分もアムステルダムはまだ降り立ったことがないので、次回までに軽くチェックしておこうと思う。

ユーロ(小銭)

基本的に空港内でクレジットカードは使えるので、それがあればキャッシュは不要なのだが、スキポール空港内には、あちこちに気持ちよさ気なマッサージ機が置かれていて、1回2ユーロである。
今回自分は全くユーロを持っておらず、このためにわざわざ換金するのもアホらしいので諦めたが、小銭持っていれば良かったなぁと思う。
あと、近くに並んでいる人で、海外の家族に連絡を取る際に、携帯が使えず、公衆電話を使っている人がいたが(国際電話のかけ方が分からず教えてあげた)、その時にも小銭が必要で両替に苦労していたので、いくらかの小銭は持っておいたほうがいい。
この他にも、歯磨きセットくらいは合った方がいいと思うが、それを言い出したら、特に女性など色々必要な物が出てきそうなので、それは各自でチェックということでここでは書かない。

乗り継ぎ便をミスった時にチェックすべき情報

非常事態の場合、「情報」がカギを握る。

今回、ロンドンからアムスまでの飛行機が遅れたことで、アムスから福岡までの飛行機が飛んでしまい、乗り遅れてしまった。
こういう場合、航空会社が可能であれば別の乗継便を手配してくれるのだが、遠距離の場合、その選択肢は多くない。

よって、せっかく振替便が手配されても、それを知らないと、それもミスってしまう。

今回の自分がまさにそうだった。
通常、乗り継ぎが遅れた場合、サービスカウンターへ行き、ブッキング情報を確認してもらうか、空港各所にあるセルフ・チェックインのマシンで確認することができる。

ただ、今回アムスの悪天候でスキポール空港全体の機能が麻痺していたため、サービスカウンターには長蛇の列ができ、セルフ・チェックインのマシンで確認しても、カウンターへ行ってくださいというメッセージが出てくるだけだった。

しかし、後で分かったのだが、KLMの場合、振替便が手配された場合、チケット購入時に登録したメールアドレスに以下の様なメールが飛んでくる仕組みになっている。
(画像クリックで拡大できます)

KLMから届く振替便の通知メール(例)

KLMから届く振替便の通知メール(例)

今回のメールは送信時間が15時41分になっていたのだが、これは自分がロンドンからアムスへ飛んでいる最中のことである。

つまり、もし、アムス到着後、素早く携帯でメールをチェックしていたら、この情報をゲットでき、長蛇の列に10時間以上並ぶことも、空港で一泊することもなかったのだ。

よって、チケット購入時に登録するメールアドレスは、自分のスマホのメールアプリなどで簡単に確認できるアドレスにするのがいいと思う。
(ブラウザ経由でしか閲覧できないメールだと確認に時間がかかるので)
また、KLMのサイトへ行き、ログインして今回のフライト情報を見ても、恐らく同じ情報が見れたはずである。

自分の場合、だいぶ後になって確認したのだが、その時は、ソウル-福岡便の情報のみが表示され、この時初めて自分がソウル経由の便に振り返られていたらしいことに気付いた。
ちなみに、スキポール空港は無料のWifiが利用可能なのだが、これも後でKLMスタッフに教えてもらって初めて知ったことで、もしこの存在を知っていれば、すぐにチェックしていたのになぁと悔しい思いをした。

ロンドンのヒースロー空港は登録制でしかも1時間限定なのだが、スキポール空港のWifiはオンラインで匿名ログインが必要だが個人情報の登録は不要で、ログインし直す必要はあるが時間制限はないので、Wifiが使えるスマホもしくはラップトップがあれば、誰でもチェック可能なのである。

そういう意味でも、Wifi接続可能なスマホもしくはラップトップは持っておきたい。

トラブル時に航空会社に対して被った被害を請求する方法

これは今回に限らないが、一般的に、航空会社の責任で飛行機が遅れたり、荷物が届かなかったりしたせいで、余分にかかった費用は航空会社へ請求できる。
しかし、悪天候などの自然災害の場合は、免責扱いとなり、航空会社はその責務を負う必要はない。
今回の場合、アムスでの乗り継ぎが遅れたのは悪天候の影響によるもので免責扱いだったのだが、荷物が遅れたのはその後のKLMの手配ミス。
ただ、いくら免責扱いとはいえ、これだけ長時間待たされ、空港で一泊した上に、挙句の果てに目的地を変更せざるを得ず、荷物も遅れたとあっては、さすがに一言言いたくなる。

しかし、ただ空港職員に悪態ついても何も得られることはなく、どうせ文句を言うなら、正式に書面で「会社」に対してクレームするのが正解である。
KLMの場合、以下のページからオンラインでクレームできる。
KLM: Refunds and compensation

今回自分がクレームしたのは、スキポール空港で購入した携帯充電のためのモバイル・チャージャーの購入費用(49.95ユーロ)と、日本到着時に荷物が遅れたために必要となった着替え一式の購入費用(総額7925円)である。

ただクレームしたのでは取り返せないかもしれないので、今回のアムスでの乗り継ぎにおける騒動と苦労を説明し、KLMが今後取るべく改善点を「建設的に」示し、礼儀正しく(ここがポイント)クレームした。

それに対して、丁寧な謝罪と状況説明が返ってきて、レシートを送ってくれれば、着替えの購入費用は返金してくれるらしい。

モバイル・チャージャーの購入費用は、アムスでの乗り継ぎミスが免責扱いということで払い戻し対象外という説明だったが、色々書いたおかげで、200ユーロのバウチャーを発行してくれるとのこと。
結果、今回のクレームでゲットしたのは、以下の2つ。

  • 着替え一式購入費用全額(UK口座へ払い戻しで46ポンド)
  • 次回航空券購入時に利用可能な200ユーロのバウチャー(1年間有効)

モバイル・チャージャーについては、空港で買うときに、後で請求することを前提に、割りと高いやつを買ったので*笑、残念だったが、元々フェス用に欲しいなぁと思っていたので(現にフェスで活躍したし)、まぁこれもいい機会だったと前向きに捉えよう。
(バウチャーもゲットできたし)

交渉次第では、もっと引き出せたかもしれないが、ここはもうどれだけ交渉に時間と労力を使うかだと思う。

自分としては200ユーロのバウチャーを引き出せたし、コスト的にはマイナスになっていないのでこれで十分と判断した。
ちなみに、バウチャーはKLMでしか使えないので、結局またKLMを使わないといけない。

今回帰りも遅れたし、長距離便の乗り継ぎは考えものだが、KLM自体、対応はそれほど悪くないと思うし、今回の反省を踏まえれば、次回たとえ同じことが起こったとしても、もっとうまく対応できると思うので、次回日本に帰るときもまたKLMになりそうである。

なんといっても、福岡便があるのがでかい。
・・・というわけで、かなり長期にわたって書いてきた日本一時帰国レポートだが、とりあえず、これでやっとおしまい。
本当はもっと色々書きたい小ネタがあったのだが、だいぶ長くなりすぎたのと、だいぶ時間が経って忘れてしまったので、これで留めておくことにする。

これでも十分ネタにできたし、アムスで空港一泊した価値はあったと思う*笑

この記事が、皆様のお役に立てれば幸いである。

Listening to “If You Leave” by Daughter
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