渡英前の英語力とTOEICと英会話

(注: この記事は2013年9月に旧ブログから移植した記事です)

今回は留学を目指している人にとって気になるネタについて書こうと思う。

それは何か?

ずばり自分の留学前の英語力である。

実際どのくらいの英語力で、この留学をスタートしたか。

これは留学しようと思っている人にとっては、結構知りたい情報なのではないかと思う。

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ただ、一口に英語力と言っても、単語力、文法、リスニング、スピーキング、ライティング、様々なスキルがあるので、なかなか一言では言い表せない。
そこで何かの指標を使うことになるのだが、日本で最もポピュラーなのがTOEICのスコア。
スピーキングやライティングはないが、英語力のある程度の目安にはなると思う。

実は、留学前の1年間ほど、このTOEICを受け続けてきた。
理由は、とりあえず何か英語に触れておこうと思って、それならば何か目標があった方が良いなと思って、手っ取り早く、しかも定期的に受験できるTOEICを選んだ。(ようは何でもよかったわけだ)
と言っても、本当に集中して勉強したのは、ほんのわずかの期間だけなのだが・・・

と、前置きが長くなってしまったが、以下が私のスコアである。
別に知りたくもないかもしれないが、とりあえず2004年1月から最後に受験した2006年3月までのスコアを丸ごと掲載しておく。

Date     L  R  Total Percentile Rank
2004/01/25 250 220 470  30.1
2005/01/23 280 190 470  33.8
2005/03/29 280 285 565  51.5
2005/07/24 240 250 490  36.1
2005/09/25 295 265 560  49.5
2005/10/23 305 335 640  60.2
2005/11/27 310 320 630  65.0
2006/01/15 280 290 570  56.9
2006/03/26 285 305 590  58.1

うーむ、全然いばれる数字ではないな・・

上で、ほんのわずかの期間だけ集中して勉強したと書いたが、実はTOEIC用のとある塾に2ヶ月程通った。
その塾の名は、「すみれ塾」。
私としては、塾と言えば、「魁・男塾」と言いたくなってしまう世代であるが、それとは正反対のなんともかわいらしい名前である。

この塾、知る人ぞ知るTOEIC界のカリスマ講師が個人でやっている塾なのであるが、かわいらしい名前とは裏腹に、男塾顔負けのスパルタ塾である。
以前から、この先生が発行しているメルマガ「時間のないあなたに!即効TOEIC250点UP」を購読していたのが、入塾するきっかけ。
2005年くらいから真剣に留学を考え始め、当時スコアが400点台だった自分としては、せめて600点台のスコアは欲しいなと思っていた。
そこで、とりあえずメルマガをいくつか購読し、毎日コツコツと勉強をし始めた。(と言っても、この頃はあまり真剣にやっていない)

いくつかメルマガを購読してみたが、一番効果的で、かつボリューム的に丁度良かったのが、上記メルマガである。
とにかく目的がはっきりしていて、「TOEICの点数を上げること」の1点である。
これが非常に良いと思う。
なんでもかんでも情報を詰め込みすぎると、焦点がぼやけてしまい、文量が多くなり、非常に読みづらい。
しまいには読む気が失せる。
と、ここまで書いおいて、これって自分の日記も一緒やんけと思ってしまった。

まぁ、いい。
話を戻すと、そのメルマガで、TOEICの教室の告知があったわけである。

今は、上記の教室、さらには1回限りのセミナー、ワークショップ、さらには大企業での研修を担当する傍ら、各種書籍(「1日1分レッスン!TOEIC Test―時間のないあなたに!即効250点up」、「1日1分レッスン!TOEIC Test パワーアップ編」)や雑誌連載等を執筆するという、押しも押されぬカリスマ講師だが、その頃は1冊目の書籍が発行されたばかりで、カリスマ講師への第一歩を踏み出した頃だと記憶している。(と勝手に分析してみる)

少々不安だったが、このメルマガを書くような人なら大丈夫だろうと、思い切って申し込んでみた。
最初の授業が、確か2005年8月24日で、全10回の内容。

授業開始と共に、ひたすら先生がしゃべり倒す。
本当に「しゃべり倒す」という言葉がぴったりの表現である。
一瞬の気も抜けない。
一通り解説が終わると、今度はTOEIC問題をひたすら解いていく。
そして、またしゃべり倒す。。
単純なことだが、目的が「TOEICの点数を上げること」の1点に集中しているので、大変効率が良い。

やる気のある人ならば、100%上がる。

(これは断言してもよい)

何せ、やる気はそこそこあるけど、その頃仕事が怒涛のように忙しくて(いいわけ)、あまり勉強できなかった自分でさえ、はっきりその成果が点数に現れているから、間違いない。

ちなみに、上記点数に塾の期間を入れるとこうなる。

Date     L  R  Total Percentile Rank
2004/01/25 250 220 470  30.1
2005/01/23 280 190 470  33.8
2005/03/29 280 285 565  51.5
2005/07/24 240 250 490  36.1
塾開始(8/24)
2005/09/25 295 265 560  49.5
2005/10/23 305 335 640  60.2
塾終了(10/26)
リーディング・セミナー参加(11/3)
2005/11/27 310 320 630  65.0
2006/01/15 280 290 570  56.9
2006/03/26 285 305 590  58.1

上記を見れば一目瞭然である。
さらには、塾終了後、あまり勉強しなかったため、点数が落ちており、勉強を続けなければ、点数は下がるというのも一目瞭然である。
ただ、このTOEICの点数を上げるための勉強がTOEIC以外の英語の勉強にも結構役立っている。
リスニング勉強では、ひたすら問題文のCDを聴いて、耳がだいぶ英語に慣れたし、リーディングでは、繰り返し問題を解いたおかげで、文法や単語等が意外に頭に残っている。
そういう意味ではTOEICも一つの指標としては、結構使えるのではないかと思う。

2006年5月から、問題が一新され、特にリスニングでは各国の英語に対応したことによって、ますます実用的な指標になっていくのではないだろうか。(変わってから受験していないので、正確には分からないが)
留学を終えて日本に戻った際には、また受験してみたい。

もう一つ。

TOEIC受験と平行して、10月から、その時に勤めていた会社で、「初級ビジネス英会話」(TOEIC500点以下対象)を無料で受講できたので、約5ヶ月間、週1回ペースで受講した。
ちなみに、上記点数に英会話の期間を入れるとこうなる。

Date     L  R  Total Percentile Rank
2004/01/25 250 220 470  30.1
2005/01/23 280 190 470  33.8
2005/03/29 280 285 565  51.5
2005/07/24 240 250 490  36.1
塾開始(8/24)
2005/09/25 295 265 560  49.5
初級ビジネス英会話受講開始(10/19)
2005/10/23 305 335 640  60.2
塾終了(10/26)
リーディング・セミナー参加(11/3)
2005/11/27 310 320 630  65.0
2006/01/15 280 290 570  56.9
初級ビジネス英会話受講終了(3/22)
2006/03/26 285 305 590  58.1

ビジネス英会話と言っても、初級編なので、簡単な挨拶や電話のやり方、仕事に関連のある簡単な会話や単語を学ぶ他、日常の会話を話す程度である。
NOVA、ジオス、ECC等の英会話学校と、やってる内容としてはあまり変わらないだろう。
それが無料で受けれるのだから、これは活用しない手はない。会社もたまには役に立つ。

しかし、その頃、仕事が忙しかったので(言い訳)、予習も復習も一切せずに、勉強と言うよりも、単なる息抜きとして行っていたため、それ以外の時間は特に勉強はしていない。
そのため、結果的にはほとんど英会話スキルは上がらなかった。
当然、単語力やリスニング等のスキルも変化はない。

逆に言えば、これは一般の英会話学校(NOVA、ジオス、ECC等)についても当てはまることである。
学校の外に出ても、英語を続けなければ、進歩はない。
外に出た瞬間、リセットされる。

私の場合、得られたものと言えば、多少、英語で話すことに抵抗がなくなったということぐらい。
無料だから良いものの、これを得るためにお金を払うのは、無駄だと思う。
留学すれば、それが日常になるから、嫌でも抵抗はなくなる。

当然、まじめに勉強して、外でも英語を聞いたり、しゃべったりする機会を持つ努力をすれば、話は別である。

その点、誤解のないように。
とりあえず、自分としては、英語をひたすら聞いて、耳を慣らしておくのがいいのではないかと思う。

自分は、iTuneのポッドキャストで、BBCのニュースを毎日聞いていた。
早くてなかなか聞き取れないが、気にしない。とにかく続けることが大事。
まぁ、これは他の全てに当てはまるが。

と、思いつくまま書いてみたが、少しでも参考になれば幸いである。

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