イギリスで一番最低な鉄道会社は?

本日のMETRO(第39回)。

Red signal from train passengers as overpriced and unsatisfactory services slammed
(ペーパーのタイトルは「Red signal from train passengers」)

Which?という消費者団体が、2012年11月にイギリス国内の7,519人を対象に、各鉄道会社のサービスに関する調査を実施したところ、毎年跳ね上がる利用料金に見合ったサービス向上が全くなされていないという不満が爆発したという、ある意味予想通りの結果になったという記事。

詳しい調査結果は、Which?の以下のページで参照可能だが、その中のBest train companies overallというページで鉄道会社のランキングが公開されており、19社のうち、ワーストだったのが、First Capital Connectという、何を隠そう自分が毎朝使っている鉄道会社だったという残念な結果に。。
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パラリンピック界のスーパースターが殺人容疑で逮捕される

本日(と言いつつ、その日は飲んで眠くなったので一日遅れ)のMETRO(第38回)。

Oscar Pistorius charged with murder of girlfriend as police reveal prior ‘domestic incidents’
(ペーパーのタイトルは「Downfall」)

日本でもニュースになっていると思うが、去年のロンドン・オリンピックにて、両脚が義足の陸上競技選手では初めてオリンピック出場を果たし、直後のパラリンピックでも活躍したブレードランナーとして知られるオスカー・ピストリウスOscar Pistorius)が、恋人のモデルであるリーヴァ・スティーンカンプReeva Steenkamp)を彼の自宅で射殺した容疑で逮捕されたという大変ショッキングなニュース。

記事によると、本人は殺人容疑を否定しており、強盗と間違って撃ってしまったと主張している模様。
ただ、過去に付き合った女性からは、何度も暴力を振るわれたという証言も挙がっており、検察側も意図的な犯行だと主張しているようだ。
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救急病棟なのに、4時間以上待たされるってどうよ?

本日(と言いつつ、バレンタインデーだったので家で飲んだくれて書けなかったのと、次の日も飲んで眠くなったので二日遅れ)のMETRO(第37回)。

Emergency queues hit 10-year high with over 230000 patients waiting more than four hours to be seen
(ペーパーのタイトルは「Emergency queues hit 10-year high」)

イギリスでは、A & E(Accident and Emergency)と呼ばれる救急病棟で、ここ10年で待ち時間が最長となっており、問題になっているというニュース。
記事によると、2012年後半3ヶ月で、23万人以上の患者が4時間以上待たされるという事態になっているらしい。

で、これは人事ではなく、初耳でもなく、小さい子供を持つ自分にとっては、既に何度も経験済みのことであったりするので、「まぁ、そうだよね」という感じである。

イギリスの医療システムは、基本的に無料(と言いつつ、毎月NI(National Insurance)としてガッツリ収入から持って行かれるので厳密にいうとタダではないのだが)なのだが、まずGPと呼ばれる地域の街医者的なところで第一次診察を受けて、それで検査とか専門的な診断が必要になった場合に、大きな病院に紹介され、そこへ行くことになっている。
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キャサリン妃の妊婦でバンプなビキニ写真が激写された模様

本日のMETRO(第36回)。

Pregnant Kate Middleton bikini pictures: ITV apologises for showing magazine cover on This Morning
(ペーパーのタイトルは「Royals in a rage at pregnant Kate pics」)

毎度お騒がせな英国王室だが、今回は、現在妊娠中のキャサリン妃が、カリブ海のリゾート地として有名なマスティク島(Mustique)でホリデー中にビキニ姿を激写されて、それが雑誌に掲載されてしまったというニュース。

なんでも、ウィリアム王子とビーチ(王室所有のプライベート・ビーチらしい!)を散歩しているところを撮られ、おなかがぽっこりなっているビキニ写真がイタリアの雑誌「Chi」に掲載されてしまったらしい。

そして、王室また激怒。。
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牛肉と書いてあるのに実は馬肉100%だった

本日のMETRO(第35回)。

Second emergency horse meat summit to be held as Tesco withdraws spaghetti meals
(ペーパーのタイトルは「Tesco ‘bolog-neighs’ is found to be 60% horse」)

本日の一面は、タクシーの事故で、1歳の子供を残し、残り全員が亡くなったという悲しい記事だったのだが、想像するだけで色々と辛いので、別の記事をチョイス。

お題は先月から世間を騒がしている馬肉事件について。

経緯は以下のタイムラインの記事を読めばだいたい分かるのだが、この一連の騒ぎ、Tescoなどの大手スーパーで売られているハンバーガーから馬肉が検出されたことから始まる。
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噂のソーシャル・メディア・データ解析システム「Riot」であなたの私生活が丸裸に?

久々の本日のMETRO(第34回)。

Big Brother spyware Riot can even predict future crime
(ペーパーのタイトルは「Big Brother spyware can even predict future crime」)

Raytheonというアメリカの会社がRiot (Rapid Information Overlay Technology)という名前からして大丈夫かおい、というソーシャル・ネットワーク上のデータを活用したデータ・マイニング・ツールを開発し、それを使えば犯罪を未然に防ぐことができると言われているらしい。

このRiotというツールがどんなものかというと、以下のThe Guardianの記事にある紹介ビデオを見ればある程度分かるが、Twitter、Facebook、Foursquareなどのソーシャル・ネットワーク上でシェアされているデータをインプットとして、その人の行動、出没場所、友人関係を分析し、将来の行動を予測できるという、誰かをストーカーするにはもってこいの危険なツールである。
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Instagram の Terms of Use 変更に伴う炎上騒ぎで利用者が激減しているらしいがその実態は?

本日のMETRO(第33回)。

Instagram’s daily users drop by half following photo revolt
(ペーパーのタイトルは「Instagram exodus after photo revolt」)

今日の一面は、TVの故障が原因で起きた火災で6人が死亡した事件で、999(日本で言う110もしくは119)に電話した女性が、オペレータに「どうしたらいい?これ逃げた方がいいの?」と何度か確認したが、「煙の少ない場所で待機しろ」と指示され、そのうち、火に囲まれ、最後は「周り全てオレンジ!熱い!」と叫び、結局電話がつながったまま、煙で意識を失ってそのまま・・・という悲しい記事だったので、炎上は炎上でも、論理的な炎上の別記事に。(ほぼ、これで一面記事の内容全部言ってしまったが・・)

去年も以下の記事で取り上げた、Facebookに買収されたInstagramTerms of Use変更に伴う炎上騒ぎだが、その影響で、1600万人いた日々の利用者が、760万人まで激減しているらしい。
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イギリス、風力発電でやってもうた

本日のMETRO(第32回)。

Wind farm mistakes ‘will lumber consumers with higher electricity bills for two decades’
(ペーパーのタイトルは「We pay for wind farm ‘blunders’」)

イギリスが洋上風力発電に170億ポンド(今のレートで、約2兆4457億円というとんでもない金額)も突っ込んだはいいが、その契約があまりにもゆるゆるで、どう考えても、投資先の風力発電会社が一方的に儲けて、そのツケを実際に電気を使う我々一般市民が向こう20年間に渡って負担させられることになりそうという話。

当初の想定では、2020年までにイギリス国内の電力の15パーセントを風力発電でまかなうというプランだったらしいのだが、ふたを開けたら、そのためには、設備投資にさらに80億ポンド(今のレートで、約1兆1511億円というこれまたとんでもない金額)が必要ということが判明したらしい。
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ロシアからビーストがやってくる

去年の12月後半からずっと穏やかな冬が続いたUK、今週後半から徐々に寒さを取り戻し、ついに今週からまた本格的な冬に突入する模様。。。

本日のMETRO(第31回)。

‘Beast from the east’ on its way with ice and snow expected in the UK
(ペーパーのタイトルは「Wrap up, the beast is coming」)

実は、本日のMetroの一面は、違うネタ(UKのレイプ加害者のうち、ほんの1.1%のみが有罪判決を受けていて、そのほとんどが被害者の心の中で眠っているという話)だったのだが、あまりここでは取り上げたくない内容だったので、今回は3面(というか5ページ目の)記事。

で、何がビーストかというと、寒波、つまり、明日からめっちゃ寒くなるという単純な話*笑

ただ、ここで何でそんなお天気ネタを取り上げるかというと、実は来週金曜日に実に3年ぶりに日本へ帰る予定で、そのフライトに影響がないかとハラハラドキドキしているからである*笑

そしてこの心配は、去年の暮れからのもので、いつもはクリスマスあたりにめっちゃ寒くなり、だいたい雪とかで交通機関が麻痺しまくりになるのだが、去年のクリスマス周辺というか先週まではずっと10度前後で、もうそれは穏やかな冬だったのだが、その反動がいつ来るのか、せめて、日本へ飛び立った後に来て欲しいと願っていたのだが、その不安がまんまと的中。。
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世界の半分の食糧がゴミ箱へ直行しているという事実

ふと、ブログの記事数と、本日のMetroの回数を数えたら、マッチしていないことに気付き、過去記事を見てみると、第15回から17回へ飛んでいることが発覚orz
まだ遡れる数だったので、がんばって一つずつ修正。(いや、まぁ誰も気にしてないだろうけど、なんとなく気持ち悪いので・・)

そして、今日が正真正銘の本日のMETRO(第30回)。

Half of all food produced in the world ‘left to rot’
(ペーパーのタイトルは「Half of all food goes to waste」)

今、世界中で、食糧が誰にも食べられることなく、そのまま廃棄されているというレポートが発表されたらしい。
その量や理由はその地域で様々だが、イギリスでは毎年700万トンもの食糧(100億ポンド以上相当)がゴミ箱行きになっているとのこと。
インドでも2100万トンの食糧が、衛生面で問題のある場所に保管されていたり、そもそも配送システムがうまくまわっていないので、そのまま倉庫で腐ってしまったりで、そのまま破棄されているとのこと。

東南アジアやアフリカの方でもカビやら水害、鳥、虫、ねずみなどの影響で、かなりの量が被害にあっているらしい。
一部の東南アジアの国では、80%ものお米がダメになっているとのことで、これは結構深刻な問題なのではないだろうか。
日本も、お金ばら撒くだけじゃなくて、こういう管理システム、配送システムなどのインフラの整備で指導力を発揮していければ、もっとアジアで存在感を出していけるのではないかと思う。
(まぁ、今日系企業がこの地域にガンガン進出しているから、まぁやるにはやっているんだろうけど)

で、イギリス。
ここで一番問題なのは、スーパーマーケットの売り方。
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