カテゴリー : 教育・学校

小学校の先生がテスト多すぎで反対運動を展開中

本日のMETRO(第63回)。

Primary teachers threaten to snub ‘unnecessary’ tests

今日は4ページの小さい記事で、Webにはその記事は載ってなかったのだが、あえてこの記事をチョイス。

なんでも、小学校の試験が多すぎて、音楽や美術などの創作活動のための時間がほとんど取れないという事態になっているらしく、政府の方針に反対し、一部では反対運動も起こっているようだ。

記事によると、今度、11歳で文法の試験、6歳でリーディングの試験が追加になったようで、リーディング試験については、NUT(National Union of Teachers)というイギリス教員組合のメンバがリバプールで反対キャンペーンを展開している模様。

こちらの現地の学校に通っていた人の話を聞くと、私立の学校は別だが、普通の公立の学校の教育水準は日本と比べると低いようだ。

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イギリスの私立幼稚園はイートン校より金がかかるという話

本日のMETRO(第49回)。

Nurseries ‘are costlier than a public school’

今日の一面は、二人の子供の母親が、駐車場で口論になって、子供の前でひき逃げされて亡くなったという悲しいニュースだったので、4ページ記事をチョイス。

と、思ったら、なぜかMetroのサイトには、その記事が見つからなかったので、とりあえず、ペーパーのタイトルだけ。

ただ、それも何なので、他に似たような記事を探したら、The Telegraphで以下の記事があったので、今日は特別にこちらをご紹介。

Childcare costs more expensive than Eton (The Telegraph)

で、何かと言うと、イギリスのナーサリー(Nursery、いわゆる幼稚園とか保育園のこと)の料金が、ここ10年でおよそ2倍に跳ね上がり、へたしたら、私立(イギリスだと、基本「public school」と言う)の学校より高くなっているという結果が、Daycare Trustの以下の調査で明らかになったらしい。
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学校の先生は正しい英語が書けない

随分と間が空いてしまったが、とりあえず、本日のMETRO(第15回)。

School forced to bring in proofreaders to check teachers’ spelling
(ペーパーのタイトルは「Teachers struggling with basic literacy」)

最近のイギリスの学校の先生はまともな英語が書けないらしく、先生が書いた親向けのレポートを校正する人を学校が雇って、親に送る前に文法やらスペルミスやら構成をチェックしているらしい。

おいおい、という話だが、日本で言うと、ちゃんと漢字が書けないとか、文法が正しくないとか、そう言われてみると、割とあるような気がして、よその国のことを笑えないのではないかと思う。

という自分も、特に最近はパソコンや携帯でキーボード入力することがほとんどなので、いざ紙やホワイトボードに書こうとすると手が止まることが頻繁にある。
特に、あれ、この漢字どう書くんだっけ?と悩むことがあるし、その時はパソコンで変換して確かめたりする。
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ジェントルマン養成学校

昨日あまりにも仕事から帰ってくるのが遅くなったので一日遅れで、本日(更新日一日戻して当日に見せかけ)のMETRO(第12回)。

Eton and Harrow to offer free places to up 2,000 disadvantaged children
(ペーパーのタイトルは「A place at Eton for the poor」)

恵まれない子供達がイートンハーロウなどの有名私立学校(イングランドとウェールズでは私立学校のことをPublic schoolと呼ぶが、スコットランド・北アイルランドでは公立学校を指すらしい。アメリカでも公立学校を指す。ややこしい。)へ通うための奨学金をチャリティ基金が支給するという記事。
2023年までに最大2000人へ支給されるようにしていきたいとのこと。

イギリスでイートンハーロウといえば、超名門校(ちなみにどちらも全寮制の男子校。つまり学業はもちろん、普段の生活を通じて品格をも鍛え上げる将来のジェントルマン養成学校というわけである)で、だいたい皆ここを出て、オックスフォード(文系)やケンブリッジ(理系)へ進学するという、うはうはエリートコースを辿る。
ただ、学費が年間3万ポンド(今のレートでだいたい400万円弱)と金持ちしか行けない感じになっている。(無理)
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