自殺を図った故マイケル・ジャクソンの娘パリスちゃんをそっとしてあげて欲しいと思う理由
本日のMETRO(第89回)。
Paris Jackson rushed to hospital after ‘suicide attempt’
(ペーパーのタイトルは「Jacko’s girl tries ‘to kill herself’」)
今日の一面は、日本でもニュースになっているかもしれないが、故マイケル・ジャクソンの娘であるパリス・ジャクソンが自殺を図り、病院に運ばれたというなんともショッキングなニュース。
パリス・ジャクソンと言えば、ちょっと前(2013年3月7日)の記事の最後に、以下のように書いたことを覚えている。
そういえば、一面に故マイケル・ジャクソンの娘パリスちゃんが学校のバスケのチアリーディングしている写真が載っていたが、楽しそうな笑顔がとってもキュートな美人さんで、なぜかすごく惹きつけられた。
さすが、キング・オブ・ポップの娘だ。
この時の写真は、それこそ太陽みたいにまぶしい感じで、とても自殺するようには見えなかったのだが、記事によると、自身を傷つけるのはこれが初めてではなかったようだ。
正直、今回いくつか記事を見るまでは、彼女がどういう境遇で育ってきたのかは知らなかったし、上のチアリーディングの写真で初めて「あぁ、マイケルに娘いたんだ」と認識したくらいだったのだが、世界のキング・オブ・ポップの娘であれば、当然周りがほっとくわけがない。
当然周りからはマイケルの娘として見られるだろうし、事ある毎にマスコミが書き立てる。
それは、記事中でも取り上げられている彼女のTwitterを見ても、すぐに理解できる。
(つい、フォローしてしまった)
今回の事件直前のツイートで、軽く以下のような冗談を飛ばしていた。
omg i wanna be The Doctor ?? they said any age & gender , right ? twitter.com/ParisJackson/s…
— Paris Jacksoηさん (@ParisJackson) 2013年6月3日
これは、Dr. Whoというイギリスの人気TVシリーズで、主役のマット・スミスの降板が決定し、後釜が誰になるかという噂が話題になっていたというのが背景にある。
で、その直後、彼女自身がリツイートしていたが、イギリスのDaily Starというゴシップ誌が、彼女の上記ツイートをネタに「マイケル・ジャクソンの娘が新しいDr Whoになる?」的な記事にしてしまったのである。
Daily Star: “Jacko’s girl lined up to be new Dr Who” twitter.com/suttonnick/sta… via @suttonnick #tomorrowspaperstoday #bbcpapers
— BBC News (UK)さん (@BBCNews) 2013年6月4日
そして、その後の彼女のリアクションは彼女のツイッターを見れば分かるが、上記ツイートの翌日に自殺を図っている。
今回の事件の直接の引き金はこれなのかもしれないが、恐らくそれ以前にも似たようなことがたくさんあっただろうことは想像に難くない。
世界的有名人の子供として生まれてきた宿命と言ってしまえば簡単だが、単に冗談をつぶやいただけで、新聞の記事になってしまうというこのご時勢もある意味異様で、ソーシャル・メディアの怖さを改めて認識させられた。
15歳という一番センシティブな年齢に加え、父親の死、そしてその後、長い間離れていた母親との生活、と、こうなってしまった要素は色々あるのだろうが、今回、遺書を書いて自殺を図ったとのことで、かなり精神的に追い詰められていたのだろう。
娘を持つ父親としては、本当に泣けてくる話である。
幸い命に別状はないようだが、今後精神的なケアが重要になってくると思う。
とりあえず、そっとしてあげて欲しいと願うばかりである。
ちなみに、マイケル・ジャクソンと言えば、自分的には下の「Dangerous」である。
確か中学3年(この響きが懐かしい!!)の時に、仲の良かった友達の間でこのアルバムがすげーと話題になっていた。
その時は自分はそんなに音楽(特に洋楽)には興味なかったのだが、なぜか友達が騒いでいたのを鮮明に覚えていて、確か大学時代にそう言えばとレコード屋で手にとって以来、一時期かなりヘビロテで聴いていた。
で、その後、NHKでやっていたマイケルのプロモ特集に感銘を受け、マイケルすげーとなってしばらく、ビデオに撮ったその映像を繰り返し観てはまっていた。
(どうでもいいが、ナオミ・キャンベルとの濃厚な絡みがあるIn The Closetは別の観点で相当繰り返し観た*笑)
彼の作品がすごいと思うのは、随分前に作られたはずなのに、ちっとも古びていないどころか、今でも違和感なく普通に聴けるところである。
普通、昔の曲や映像を観ると、なんとなく「昔」を感じてしまうのだが、彼の作品の場合、いつ観ても(聴いても)「今」な気がするし、ある種の普遍性を感じる。
個人的に、こういう感覚は彼以外からは感じたことはない。
そういうのがあって、彼の死の直前、ロンドンでツアーやると聞いた時は、本気で高額チケットをゲットしようかと思ったほどである。
(そのときはほんまにできるんかいなと半信半疑だったが、後で公開されたツアーの練習風景で彼が見せた動きはちっとも錆付いてはいなかったと思う)
・・・と、ワインを飲んでいるせいか、最後はちょっと暑苦しく語ってしまったが、とにかくパリスちゃんにはまっすぐ育って欲しいと思う。
周りの大人達が支えるんですよ。頼みますよ。
Listening to “Dangerous” by Michael Jackson
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