NHSのヘルプラインがカオス状態に

本日のMETRO(第67回)。

NHS phone system 111 ‘is a chaotic mess’
(ペーパーのタイトルは「NHS phone system‘is a chaotic mess’」)

今日は一面記事。NHSのヘルプラインがアホな電話にまともに対応して、本来対応すべきまともな電話に対応できず、カオス状態になっているらしい。

このNHSの「111」ヘルプライン、基本的には緊急用の「999」にかけるほど深刻ではないが、医療アドバイスを求めたい時に利用することを目的としたサービスだが、システムで、あるキーワードでフィルタリングして、そのキーワードが含まれる場合、救急車の緊急出動が要請される仕組みになっているようだ。

ところが、実際のところ、このフィルタリングがうまく機能しておらず、例えば、16歳が電話をかけてきて、生理についての相談をしたところ、「血」という言葉が含まれていたので、救急車が手配されたとか、ブライトンでは救急車が行った先には、下痢した猫が待っていたとか、終いには足の巻き爪(食い込んだ爪)を訴えてくる人とか。。。

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救命救急士は、「自分達がこんなアホな要請に対応している間、心停止を起こしている人々への救急要請が無線から聞こえてくる」と嘆いている。

お気持ち、お察しします。。

このNHSの「111」ヘルプライン、現在、全国的に順次導入されているが、いまだ45のエリアのうち、22エリアしか対応できていないとのこと。
そして、ヘルプラインの電話オペレータには特に医療の資格は求められないようだ。

大丈夫か、おい。。

というか、ブライトンでは、上記の他に、しゃっくりや喉の痛みを訴える患者に何度も救急車が手配されているようで、恐らく大丈夫ではないと思うのだが、「我々はちゃんとマネージできている」と主張しているらしい。。。

まぁ、ヘルプラインもどうかと思うが、そんなアホな電話をかけるイギリス人もどうかと思う。
(イギリス人に限らないが、こちらには日本では信じられないくらいアホな人達がたくさんいる・・)

ちなみに、うちも、子供ができて、この「111」サービスの前身である「0845 4647」のNHS Directヘルプラインには何度もお世話になっているが、まず自動音声につながる。

で、「あなたはどこの地域からかけていますか?最寄の駅名を言ってください」と聞かれるのだが、「ウィンブルドン」と答えると、だいたい「認識されませんでした。オペレータにつなぎます」というがっくしなレスポンスが返ってきて、なんだか悔しい*笑

なので、まだ一度もクリアしたことがないのだが*笑、その先に上のフィルタリングシステムが待っているのだろうか。。
(上の記事を読んでると、つながらない方がよさそうだが*笑)

尚、自動音声でダメだし食らった後、一応ちゃんとオペレータにつながるのだが、マニュアル通りの質問を20個くらい浴びせられて、挙句の果てに、「とりあえず、A & E(Accident and Emergency、要は救急救命センターのこと)に(自力で)行って下さい」と言われて、orz となったこともある*笑

A & Eに行ったら行ったで、また長時間待たされるし、まぁ、医療については、多少不安はありますな。。。

Listening to “Tarot Sport” by Fuck Buttons
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