UKボーダー・エージェンシーがわずか5年で幕を閉じるらしい
(またもやバックデートで申し訳ないが)二日遅れの本日のMETRO(第61回)。
Theresa May scraps border agency after five years of failure
(ペーパーのタイトルは「May scraps border agency after five years of failure」)
今回も1面がちょっとブルーな感じの記事だったので、11ページ目のこの記事をチョイス。
なんでも、2008年に設立されたばかりのUKボーダー・エージェンシー(UK border agency, UKBA)が、あまりにも機能していないため、クローズされ、その機能がまたホーム・オフィスに戻されるという。
記事によると、32万件が未処理のまま残っており、この調子でいくと、これを完了させるために24年かかり、ダメだこりゃということで、クローズすることに決めたようだ。
ここにはビザ関連で何度か足を運んだが、ほんとにちんたら仕事してるし、効率悪いし、よくミスってるし、こうなって当然だと思う。
そもそも、このご時勢に、全く持って電子化されてないし、未だに紙で処理しているから、間違いも多いし、効率悪いことを極まりない。
だって、紙の申請フォームに書いてあることを、目視で確認しながら、システムに手打ちしていくから、当然ミスるし、タイピングもやたら遅いから、それだけで時間がかかる。
あと、恐らく、何件さばいたから、評価アップ!とか、そういうインセンティブがないような気がするので、働いている人も、当然がんばって、数こなそうとかいう気がさらさらない(ように見える)。
適当にちんたらやっとけばそれでOK。
自分が行った時も、毎回処理にほとんど丸一日かかり、80%くらいはただの待ち時間だった。
おまけに、お昼がくると、ちょっとやれば処理完了なのに、シャッターがしゃんと閉めて、平気でランチに行くし、そのせいでまた無駄な待ち時間が発生する。
なので、どちらかというと、やっと気付いたか、という感じ。
で、これでちょっとは改善されるかと思いきや・・・
ホーム・オフィスのスタッフからリークされた情報によると、クローズして、ホーム・オフィスに機能が移管された後も、結局、”同じ人が同じ場所で同じ仕事を同じ上司の下で”やることになるらしい。
意味ないし*笑
個人的には、まず、申請フォームを、オンラインにするか、せめて、紙の申請フォームをOCRで取り込むとかそのくらいやって欲しい。
あとは、評価制度を変える。(現在の評価がどういう形で行われているか知らんが)
各担当が、1日に何件さばいたか、その後、クレームがきたか、ミスはあったか等をトレースし、徹底的に見える化する。
(早いだけだと、適当にやる可能性があるので、正確性もきっちり見る)
そして、優秀な人にはそれに見合う報酬を与える。
これくらいしないと、ダメだと思うな。
まぁ、永住権取ったし、しばらく行くことはないと思うけど、次行く時までには改善されていることを望む。
ほんと頼みますよ。
Listening to “Shifty Adventures in Nookie Wood” by John Cale
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