軽はずみないたずら電話でイギリス王室のプライバシーがダダ漏れ・・・

今日は相方がナーサリーのママ会(と称する飲み会)へ行っているので、久々に子供二人を寝かしつけたが、割とうまくいってほっと一息ついたところで、本日のMETRO(第21回)。

今日の一面は、BBCでラジオ・TV司会者であるStuart Hall氏が少女性的虐待で逮捕されたというまたつまらない話だったので、別の記事を。

Duchess of Cambridge hospital falls for ‘foolish’ prank call
(ペーパーのタイトルは「Royal hoaxers cause anger」)

The Summer 30 showというオーストラリアのFM番組で、こともあろうに、現在ひどいつわりで入院しているキャサリン妃(日本ではこう呼ぶらしい)の病院へ、エリザベス女王のふりをしていたずら電話をかけ、本人には通してもらえなかったものの、まんまと担当のナースへつながってしまい、キャサリン妃の状況をべらべらとしゃべってしまったという、一体どこから突っ込んでよいのか分からないくらい突っ込みどころ満載の話。

尚、下のニコニコの記事に、上の記事の内容がほぼ日本語で書いてあるので、英語がダメな人はこちらを。

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キャサリン妃へのいたずら電話の全貌!情報漏らした病院が謝罪 (ニコニコニュースより)

やれやれ。。

(2012.12.08 追記)
この事件の後、担当ナースが自殺するという最悪の結末を迎えてしまった。
正直、こんなことになるとは予想していなかったし、誰もそうなるとは予見できなかったと思う。

病院内で彼女に対してどういう処置が下され、どういうプレッシャーがかけられたのかは知る由もないが、ネットにその電話の内容がアップされ、世界的に報道されてしまったというのは、間接的に彼女を死に追いやった一つの要素であることには違いない。

そして、内情もろくに知らず、その報道に”乗って”、ネタとしてこのブログで取り上げ、おもしろおかしく書いてしまったということは、少なくとも、その責任の一旦は自分にもあるのかもしれない。

この事件によって、おめでたい空気を一気に失ってしまった王室、入院中お世話になったであろうキャサリン妃のショック、番組降板となったDJ2人、一気にイメージダウンしてしまった病院、同僚の死によってなんとも言えない空気になっているであろう病院内のその他の職員(特に電話を担当ナースに取り次いでしまった人のショックは計り知れない)、死という最悪の、取り返しのつかない結末を選んでしまった担当ナース、そして、そのナースの家族、親族、誰一人この事件によって幸せになった者はいない。

この事件によって、もう記事取り上げるのをやめるとか、書くネタについて必要以上に気を使うというつもりはないが、色々と考えされされる事件になった。

ここイギリスでも真面目な人はたくさんいるし、うつ病の人は数え切れないくらいいるし、自殺者もいっぱいいる(特にシティ。最近、会社の近くのビルでも誰か人が飛び降りた)。

どんな世界でも、「生きていく」ということは、本質的には変わらないし、「人生」という言葉には、やはり重みがあるということに気付かされた。

少し前にWimbledonで有名な駅前のフィッシュ&チップスのお店のご主人が亡くなり、ここ数ヶ月、お店に(恐らく人望があったであろう)ご主人の写真や、お客さんから送られた数え切れないほどのカードが飾られたまま、ずっと閉店になっているのだが、朝、通勤のたびに、その写真が目に入り、「」について考えざるを得ない、そんな日々である。

合掌。

Listening to “Numbers: 1-13” by Three Trapped Tigers
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