The rail nightmare before Christmas

やっと金曜日。自分の中の定義では、金曜日は週末に入るので、アルコール解禁。
というわけで、今日は久々にビールとワインで割りと酔っ払い。

とはいえ、ブログは毎日更新することに決めたので、日付既に変わってるけど、とりあえず更新。

本日のMETRO(第4回目)。

Christmas travel chaos ahead with major rail routes set for shutdowns

ペーパーのタイトルは「The rail nightmare before Christmas」だったのだが、これはもちろん、Tim Burtonの「The Nightmare Before Christmas」に引っ掛けたもの。
で、何かというと、どうもクリスマス前後にengineering worksで長距離の電車が軒並みサービス停止するらしい。
記事中にあるのは、ロンドンからバーミンガム、マンチェスター、リバプール、グラスゴーへのダイレクト・サービスが運行停止するらしい。

こちらでのクリスマスは、日本で言うところの正月にあたり、皆実家に戻って家族で過ごすことが多いので、これはある意味致命的。
例えると、正月前後の帰省・リターン・ラッシュ時に、名古屋、大阪、福岡、秋田あたりへの新幹線全部止めちゃいます、ごめんね、てへっ(舌ペロ)と言ってるようなもの。

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もう、日本ではあり得ないことなのだが、批判されながらも、長期的には絶対皆へのベネフィットになるから!とそれを押し通し、ぶつくさ文句言いつつも、それを受け入れてしまうのがイギリス。ただ、これはある意味人間的でもある。

こっちに住んだ経験のある人が日本に帰ると、日本の過剰な顧客至上主義的なサービスが気持ち悪いと感じるというのをよく耳にするのだが、それほど日本のサービスはすごい。
ただ、サービスされる側にとっては物凄く快適なのだが、サービスする側の視点からすると、ある意味辛い。

社会に出て(アルバイトとしてでも)働くことになれば、誰でもサービスする側にまわることになる。ただし、一旦仕事が終われば、サービスされる側にまわる。
仕事が終わって、電車で帰ったり、コンビニに立ち寄ったりすれば、どこに行っても自分は「お客様」になる。

日本では自分がサービスする立場の時は、「お客様」に何を言われようと、反論することなく、にっこり笑顔で最大限のサービスを提供することが求められる。
しかし、これはある意味かなりストレスフルなことである。

その反動が、自分が「お客様」の側に回った瞬間、つまり「サービスされる側」に回った瞬間、爆発する。
そして、それはその時にサービスしている側の人への新たなストレスのインプットになる。
で、その人が「サービスされる側」に回った瞬間・・・と負の連鎖になっている。

逆に、こちらでは、「え?マジで?」と思うことに頻繁に出くわす。(何かを直しにきて、逆に破壊して帰って行ったとか、銀行残高がある日突然マイナスになってるとか*笑)
これは、日本にいる時と同じ感覚でいたら、とてもやってられない。そして、それに対していつまでたっても耐えられない人は、こちらではやっていけない。
しかし、これは逆説的に言うと、たとえ自分が「サービスする側」に回ったとしても、それほど過剰なサービスは求められないということになる。

と言っても、がんがんクレームする人はたくさんいるのだが、いや、でも無理なものは無理なんで・・というスタンスを取れるというのは大きい。
日本社会でこれが許される空気になったら、もっと皆楽になれるのになと思う。

と何か悟った風なことをえらそうに書いてみたが、日常生活してて、やっぱり、む・か・つ・く!ということはよくあるし、それはひどすぎるでしょ!というのも割りとある。
一概にどっちがいいとは言えないのだが、個人的にはこちらの方が人間的でいいなと思う。

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