ジェントルマン養成学校

昨日あまりにも仕事から帰ってくるのが遅くなったので一日遅れで、本日(更新日一日戻して当日に見せかけ)のMETRO(第12回)。

Eton and Harrow to offer free places to up 2,000 disadvantaged children
(ペーパーのタイトルは「A place at Eton for the poor」)

恵まれない子供達がイートンハーロウなどの有名私立学校(イングランドとウェールズでは私立学校のことをPublic schoolと呼ぶが、スコットランド・北アイルランドでは公立学校を指すらしい。アメリカでも公立学校を指す。ややこしい。)へ通うための奨学金をチャリティ基金が支給するという記事。
2023年までに最大2000人へ支給されるようにしていきたいとのこと。

イギリスでイートンハーロウといえば、超名門校(ちなみにどちらも全寮制の男子校。つまり学業はもちろん、普段の生活を通じて品格をも鍛え上げる将来のジェントルマン養成学校というわけである)で、だいたい皆ここを出て、オックスフォード(文系)やケンブリッジ(理系)へ進学するという、うはうはエリートコースを辿る。
ただ、学費が年間3万ポンド(今のレートでだいたい400万円弱)と金持ちしか行けない感じになっている。(無理)

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そこで、金持ちでなくとも、将来を感じさせる何かがあれば奨学金を支給して、その可能性を支援してあげようというのが今回の取り組み。

とは言っても、かなりの狭き門になることは確か。
しかも、仮にそこへ子供が行けたとしても、周りの親とは絶対階級違うし、絶対肩身狭い思いするよなぁと余計な心配をしてみる。(まぁ、全寮制だから、そんな親同士の交流なんかあまりないのかもしれないけど)

ちなみに、イートン校出身者一覧のWikipediaで紹介されていたのが、ジェームズ・ボンド*笑
ジェームズ・ボンドの生みの親であるイアン・フレミング自身がイートン校出身だから、そういう設定になっているのだろう。

リストによると、今のイギリス首相デーヴィッド・キャメロンやロンドン市長ボリス・ジョンソンもイートン出身らしい。
やっぱ、皆出るとこ出てるんだなぁ。

まぁ、うちのRayは間違ってもこんなところには行けないだろうけど。

Listening to “Write About Love” by Belle & Sebastian
B003ZKUVI8

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