Green Man Festival 2013 レポート – その2(音楽編)

Green Man Festival 2013のレポート続き。

去年は雨がひどかったせいもあり、ほとんど演奏は観れていなかったのだが、今年は事前にこのブログでも予習し(途中で尻切れトンボみたいに終わってしまったけど)、ある程度計画し、そして割と堪能できたのではないかと思う。

特に土曜日は、若干天気が悪かったのと、子供達の体調があまり芳しくなかったということもあって、相方が一人で観てきていいよとオファーをくれたので、かなり久々にフェスで音楽に浸ることができた。
(サンクス、相方!)

今回観たバンド(アーティスト)はこんな感じ。

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Thursday

  • Money
  • Patti Smith

Friday

  • Peggy Sue
  • Sam Amidon
  • Julia Holter
  • Darkstar
  • Midlake
  • Kings of Convenience

Saturday

  • The Slow Show
  • Ryan Francesoni &Mirabai Peart
  • Bear’s Den
  • Roy Harper
  • Low
  • The Horrors
  • Steve Mason
  • Villagers
  • Band of Horses

Sunday

  • Fanfarlo
  • Lau
  • Johnny Flynn & The Sussex Wit
  • Melody’s Echo Chamber
  • Stornoway
  • Local Natives
  • Ben howard

今年は木曜にあのパティ・スミスが出るということで、しっかりFar outまで観に行ったのだが、途中下のRayがバギーから首がガクッと落ちて、寝ていたのに目が覚めて泣いてしまい、あえなく途中で離脱。

結局数曲しか聴けなかったのだが、まぁ、それでも貫禄ある歌声は堪能できた。

後で聞いた話では、横でバイオリンやハープを弾いてたのはパトリック・ウルフだったらしい。全く気付かなかった。。
金曜日は、(前半ほとんど「ながら」で聴いていたので)正直最後の2バンドしか頭に残ってないが、その2組は良かった。

特に最後のKings of Convenienceはあまりに聴いてて心地よかったので、ワイン片手に思わず寝てしまった*笑

できれば、裏でやってたFuck Buttonsも観ておきたかったのだが、この日かなり夜寒かった(吐く息が白かった)ということもあり、相方的にもう無理という感じだったのであえなく断念。

あと、Phosphorescentも観ておきたかったのだが、テントから聴けたので、よしとしよう。
そして今年のGreen Manで個人的に一番充実していたのが土曜日。

まず、楽しみにしていたBear’s Denは、小雨の中、かなり小さめのWalled Gardenステージで聴いたが、期待通り。観客もかなり盛り上がっていたように思う。
Green Manには会場内にラフ・トレード出張所が出店されているのだが、そこでCD売っていると言っていたので後で足を運んでみたら、既に売り切れ。
2年後くらいに、成長してこのGreen Manに戻ってきそうな予感である。

それからこの日は何と言っても、Steve Mason
一度グラストで観てるし、最後までHorrors観ようか迷ったのだが、やっぱりSteve Mason観ておこうと思って、途中でHorrors抜け出して、Far outへ移動。
で、これが正解だった。一番最後に、「これは普段やらないんだけど、Green Manにはふさわしい気がする(意訳)」と切り出し、イントロが始まった瞬間、大きな歓声が上がる。

それもそのはず、始まったのは、あのThe Beta Band時代の名曲「Dry the Rain」である。
ギグで鳥肌立ったのはかなり久しぶりな気がするが、ほんとこの場にいれて良かった。

このせいで、その後に観たVillagersBand of Horsesの記憶は曖昧である。
どちらも悪くなかったし、Villagersは期待以上に良かった(ヴォーカルが思ったより若い感じだったのが意外だったが)。

でも、この日、というかこのフェスで一番良かったのは、Steve Masonだった。
・・と、こんなことを書くと、次の日曜日に行き辛いのだが、一応続ける。

この日、Johnny Flynn & The Sussex Wit(イケメン)とMelody’s Echo Chamber(美女)がメインとセカンド・ステージで時間帯がかぶっていて、個人的にはイギリスのイケメンとフランスの美女対決だった。
男としてはやはり美女の方に行っておきたいということで、Johnny Flynn3曲くらい聴いて抜け出し、一人Far outへMelody嬢を拝みに(目的が変わっている)向かった。

Melody嬢のルックスは、黒のシックでボディラインがくっきり分かるタイトなワンピース的ないでたちで、スカートがひざ上10センチ。
もうこれだけで目が釘付けなのだが、その上、不思議な動きをするので、もう彼女しか目に入らない。。
(観客の9割以上男だったが、皆ほぼ同じではなかっただろうか)

彼女の歌声は、どこかBlonde Redheadのヴォーカルを髣髴とさせるゆるい感じだったのだが、まぁ、この手のバンドはCDで聴いた方がいいかな?という気もしなくもない。
結局、数曲聴いたら飽きてきて、途中で抜けて、ガーデンステージのチキンと鹿バーガーを買ってメインステージに戻った。
で、この日のベストは、メインステージのLocal Natives

元々彼らが今回一番観たいバンドのうちの一つだったのだが、期待通り。
やっぱり音が好みだな。Elbowあたりが好きな人は好きだと思う。

ちなみに、てっきり曲調からしてUKのバンドだと思ってたら、実はアメリカ(ロサンゼルス)出身だった。
(このブログでも取り上げてロス出身と書いてるのをすっかり忘れてたのは内緒)

あとはLauも良かったかな。
アコーディオンを叩いてドラムみたいな音を鳴らすのがかっこよかった。ちょっと曲長過ぎて、たるいなと思うこともあったけど。
こんなの直接目で観ないと分からんのだが、こういうの見ると、ギグ行って直接自分の目で確かめると、色んな発見があるなと感じた。
やっぱCDで聴いてるだけじゃダメだな。

それと、Ben Howardが始まった瞬間、すごい黄色い声援が飛んでて、あーこの人、女性に人気あるんだぁと分かった。
これもCD聴いてるだけじゃ分からないことのうちの一つなんだけど、まぁそれは知らなくてもいいかもしれない*笑
歌はすごいうまかったし、曲も個人的には嫌いではなかった。(しゃべり方がアホっぽかったけど)

そう言えば、Ben Howardのアンコールで、ステージから50メートルくらい後ろの障害者用観客席までクラウド・サーフで運ばれていったのは誰だったんだろう。
主催者っぽい感じだったんだけど、説明聞いてなくて誰か分からなかった。
(どなたかわかる方教えてください。)

この日、Far outでやってた、Unknown Mortal OrchestraBritish Sea PowerSwans見逃したのが残念だったけど、この日はまた機動力が落ちていたので仕方ない。
(やる気さえあれば、行けない距離ではないのだけど)
と、まぁ今年のGreen Manはこんな感じだったのだけど、全体的にGreen Manに出演しているバンドは、個人的に好きなタイプが多いので、そういう意味でもこのフェスは楽しめる。
(思わずラフ・トレード出張所で売ってた去年のGreen Manのコンピ・アルバム買ってしまった)

天気が良ければの話だけど。

Listening to “Music: the Best of the Beta Band” by The Beta Band
B004D5H2NG

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