グラストンベリー・フェスティバル2007 1日目(6/22)

(注: この記事は2013年6月に旧ブログから移植した記事です)

やっと始まったグラストンベリー・フェスティバル、1日目。

テントを出ると天気は曇り。やや肌寒い。
トイレへ行き、水道コーナーで歯を磨き、顔を洗う。長蛇の列だったが仕方ない。
帰りにコーヒーを買い、テントの傍で椅子に座り、コーヒーを飲みつつ朝食。

そして、Y氏に日本から買ってきてもらった漫画「BECK」の最新刊を読む。朝のこの清清しい時間が好きだ。(新聞でなく漫画というのがミソ)
ちょうどアヴァロン・フェス(グラストを参考にしている)のシーンだったので、自分の環境と妙にシンクロし、何か特別な思いがした。

そうこうしているうちに、観に行く予定だったReverend And The Makersの時間が迫ってきたので、ぐだぐだと寝ている相方を叩き起こし、早速出発。

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Reverend And The Makers @Other Stage
グラスト1日目 1グラスト1日目 2

朝一、しかも天気が悪い、さらには裏(メイン)ではThe Viewがやっていると悪条件が揃った中で、客が来るか心配していたのだが、行って見ればこの人。
おぉぉ。。なぜか妙に感動してしまった。本人達も満足そう。
FOPPのインストア・イベントでなんであんなに人が入らなかったんだろう。
とにかくこの日も良いライブをやってくれた。早くアルバムが聴きたい。

The Earlies @Pyramid Stage

グラスト1日目 3

Cribsと迷いつつ、せっかくなのでまだ観たことないバンドを選んでみたのだが、これがなかなか良かった。
オフィシャル・プログラムによると、「The Earlies are “folk psychedelia with a twist of Sgt Pepper”」と書かれていたが、まぁなんとなくそんな感じ?
Mercury Revとか好きなら、好きかも。

途中雨がひどくなってきて、とてもゆっくり音楽を聴いていられる状況ではなくなってきたので、屋根のあるJohn Peelステージへ避難する。
グラスト1日目 4

この時はまだ草が下にあって、そのまま座れる状態だったが、2日目以降はどの場所も泥で汚染されていた。。
Annuals @John Peel Stage
USのノース・カロライナ出身のバンド。
全然観る予定はなかったのだが、雨宿り中に成り行きで観たのだが、結構よかった。
でも、椅子に座って聞いていたら、寝てしまった。。

Bright Eyes @Other Stage
グラスト1日目 5

グラストで観たいと思っていたアーティストのうちの一つ。
メンバー全員、白を基調にした服で登場。ちゃんとオーケストラ隊まで連れてきていた。
そして、彼らは期待を裏切らなかった。現在のBob Dylanと称されるConor Oberstの魂の叫び。オーケストラ隊の優雅で壮大な演奏。たまらない。

Super Furry Animals @Other Stage
グラスト1日目 6

彼らは全くの初聞きだったが、若干サイケな感じで結構好き好きな感じ。
もう少しちゃんと聞き込んでから観たかったなぁと思った。
なんとか戦隊に出てきそうな意味不明のヘルメットをかぶって歌ったりしていたが、あれはなんだったんだろう。。
(BBCで放映されたライブ映像はこちら)

この辺りで、メインのピラミッド・ステージへ移動。
午前中の雨のせいで、下は泥だらけだが、ほとんどの人が当たり前のように長靴を履いているので、逆に普通の靴を履いている人の方がめずらしい。
グラスト1日目 7

Bloc Party @Pyramid Stage
グラスト1日目 8

いやぁ、よかったBloc Party。相方はなぜか妙に毛嫌いしているのだが、個人的には彼らの2nd好きなので、大満足。この時間帯、メインは人でいっぱいなので、後ろからゆっくり見ていたが、なかなか盛り上がっていた。
唯一気になったのが、上半身裸でやってたドラムのおなか。変則的なドラムはかっこいいのだが、あれは出さない方が・・・

The Fratellis @Pyramid Stage
グラスト1日目 9

去年?デビューし、急速に人気を集めたグラスゴー出身のバンド。
確かにキャッチーでノリのよい曲でライブウケする曲が満載で、実際かなり盛り上がっていた。フェスにぴったりのバンドだ。
最初は人気先行だろと聞かず嫌いしていたが、悔い改めた次第。

ここでまたArcade Fireを観るために、アザー・ステージへ移動。
この日の午後は雨が上がり、青空が広がった。
恐らくフェス開催中、これだけ晴れたのはこの時だけだったと思う。
グラスト1日目 10

Arcade Fire
グラスト1日目 10

これも観たいと思っていたバンドの一つだが、実際観た感じ、自分がイメージしていたものと少し違った。嫌いではないのだが、思ったよりポップ(過ぎ)な感じで、ヴォーカルのヴィジュアルにもちょっと抵抗感が・・・
これならKasabian観ておけばよかったと途中退場し、メインへ戻るも時既に遅し、既に終わっていた。。悔しいので帰ってBBCの映像を観たが、盛り上がっていて余計悔しかった。まぁ、Kasabianは何回も観てるし、いいんだけど。

Arctic Monkeys @Pyramid Stage
グラスト1日目 12

彼らも実際に観るのは初で、かなり楽しみにしていたのだが、若くしてグラストのヘッドライナーに抜擢されたにも関わらず、彼らのパフォーマンスは安定していた。
ほとんどの曲の歌詞を皆覚えており、大合唱も時折起きていたのだが、一緒に歌えず。。
やはりもっと歌詞を覚えていかないと。これは次なる課題だ。
途中、妙に古臭い歌謡曲みたいな歌を歌っていたが、実はこれは昔の007の主題歌「Diamonds Are Forever」だった模様。
後で新聞に載っていたが、どうやら次の007の主題歌を彼らが歌うことになるようだ。

一つ気になったのが、サウンド・システムの質の低さ。
Arctic MonkeysのゲストとしてDizzee Rascalが途中出てきて、1曲歌っていたのだが、マイクがダメだったのかよく分からないが、全く声が聞こえなかった。

せっかく趣向を凝らして、ゲストを用意したのに、これでは台無し。
開催中、他のステージでも結構音が悪かったり、聞こえなかったりと、トラブルが多く、この辺りは残念だった。
これについては主催者も謝っており、来年はきっと改善されるだろう。(と願うばかり)
トリのArctic Monkeysが終わって、テントに戻ったのが1時くらい。

人が多すぎるのと、下がぬかるんで歩きづらいのとで、かなり時間がかかった。
本当はBjorkも観たかったのだが、Arctic Monkeysとかぶっていたため観れず残念。
BBCのライブ映像で我慢することにしよう。

2日目へ続く。。。

Listening to “Weekend in the City by Bloc Party
B000M06K5C

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