グラストンベリー・フェスティバル 0日目
(注: この記事は2013年6月に旧ブログから移植した記事です)
悪夢のコーチの夜が明けた次の日、グラストンベリー・フェスティバル本番前日。
前日夜遅く寝た割りに9時くらいには目が覚めた。
天気は曇り。雨が降ってないだけまだましだ。
ここはコーチ発着所から割りと近いところにあるのだが、メインステージや2番目に大きいステージからはかなり離れている。
ただ、高いところにあるので、洪水の心配はないし、静かで(近くのテントの住人次第だが)、なかなか気に入った。
この日はいくつかのステージで軽くライブも行われていたのだが、とりあえず、会場を散歩して回ることに。そしてTシャツをゲットするというのも目標の一つである。
まず会場を歩いていて、よく目に付いたのが下の標識。
こんな標識があるにも関わらず、平気で立ちションするやつ多数。
皆浴びるようにビールを飲んでいるので、まぁ仕方ない。
木曜日から会場入りする人も多く、続々と人が集まってきた。
既にテントでいっぱいなのに、さらにこれからどんどん人が入ってくる。
中には山盛りビール持ってきている人も。
でも、それ持って来過ぎじゃ・・
こういう人はたくさんいるのだが、彼らがどうやってこのビールを消費しているかというと、1.5リットルのペットボトルにビールを入るだけぶち込み、それを持ち歩いているのである。
見ようによっては、違う液体に見えて、かなり微妙。。
さて、グラストンベリーの会場だが、予想よりもかなり広い。
話によると、この会場内にスタッフを含めると、Max30万人もの人が集まることになるらしく、ほとんど一つの町といっても過言ではない。
フジとそんなに変わらないかなとか思っていたのだが、とんでもない。
比べ物にならないくらいでかい。
さらに、今年から客が3万人以上増えているため、ヘッドライナー・クラスのメインステージなんかは、もう大変。
おまけに雨で下がぬかるんで、客にもまれて、水分がなくなって、かなり粘着力のある粘土のせいで、ほぼメインステージの後ろを通り抜けるのは一苦労、というかほとんど不可能。
木曜のまだ雨が降っていない時に撮ったメインのピラミッドステージの写真がこんな感じ。
で、これが雨が振った翌日のピラミッドの後ろの方の写真。
言っておくが、上と下は同じ場所である。
雨が降って、人に踏み荒らされるとここまで変わってしまうのかと驚かされる。
今となっては下の写真のイメージしか残っていないのだが、この写真をアップしつつ、あぁ最初はこうだったんだと思い出した次第である。
「グラスト=泥」と言われる理由がよく分かった。
あと、グラストにはかなりの店が出店している。
それはもう、ありとあらゆる店がある。この辺りもフジと比べると比べ物にならないくらい多い。
フジにはこんな実用的な店はないと思う。
この他にも床屋とかあったし、当然長靴もアホほど山積みされている。
ロンドン市内でいくら探しても、売り切れていたのはこいつらが買い占めていたからに違いない。
相場は約2倍だが、正規(10ポンドくらい)の値段で売ってある店もあった。
レストランも数え切れないくらいある。
もちろん日本食屋もあったが、何か怪しげだった。。(日本人じゃなかったし)
レストランに関しては、フジの方が魅力的な気がする。
こちらは結構大味な感じの店が多いし、寒い時にはやはり暖かい豚汁とかラーメンとか食べたいが、そういう魅力的な食べ物には出会えなかった。
(ラーメンはあったが、まずそうだった)
食べ物関連は後でまとめて紹介する予定。(時間があれば)
しかし、さすがはイギリス、バーは充実している。
特にジャズ・ラウンジでは、ジャズの生演奏を聴きながら、くつろぐことができる。最高。
一番前のやつなんか、途中からうつ伏せで爆酔(泥酔?)していた。くつろぎすぎ。。
グラストにはこういうちょっとした場所が山ほどある。
とても全ては回りきれない。無理。
この日は持参したおつまみとビールでしのぐことができた。
(貧乏って辛い)
ちなみに、今回持参した物はだいたいこんな感じ・・・
・ビール×8(冷凍。少なすぎたと後悔。)
・ワイン(1.5リットル。ビンは持ち込み禁止なのでペットボトルに詰めなおした)
・水(500ml×3と4lのペットボトル3分の一くらい)
・トロピカル・ジュース(2リットル。ワイン割る用)
・おにぎり(4合分。2日目はさすがに少しやばめだったので、シチューをかけて食べた)
・パン×8
・ゆで卵×2
・リンゴ一袋
・ポテトチップス(Walkers詰め合わせ一袋)
・テスコのキャラメル・ビスケット
・日本のつまみ数種類
・焼き鳥缶詰
・オイル・サーディン缶詰(エクストラ・ヴァージン・オイル)
この日の目標の一つであったTシャツ×2も無事ゲット。
フジやサマソニでは並ぶ気が失せるほど山のように人が並んでいるが、こちらでは物販に並んでいる人がほとんどいない。
これはTシャツ・コレクターとしてはでかい。うれしい。最高。
結局、この日は一通り回って(回りきれなかったが)、最後は日本から参戦してきたY氏と合流し、テントで飲んで終わり。
まだ本番始まってないのにワインをほとんど飲みつくしてしまった。。。
さて、次はいよいよフェス開幕だ。
Listening to “BBCで放映されたグラスト2007のKasabianのライブ映像“