カテゴリー : ビザ

日本国籍を持っていればヒースローでUK/EUレーンを使える日がくる?

今日は別にブログを書く気がなかったのだが、ふと大使館からメールがきていて、それが気になる内容だったので、紹介することにした。

一度でもイギリスに来た事がある人なら、あの待てども待てども進まない入国審査を経験されたことがあるだろう。
カウンターはたくさんあるのに、ちゃんと人が働いているのは限られており、その数少ない職員もちんたらだるそうにやっている。
ある時は、交代の時間になり、カウンターから全て人が消えたなんてこともあったそうだ。
(一応、警備員は残っていたそうなので、さすがに勝手に抜けることはできなかったそうだけど)

年に1回くらいであればまだ我慢できるが、頻繁に入出国する人はたまらない。

そんな人に朗報なのが、今回、英国内務省(Home Office)にて英国登録旅行者Registered Traveller)制度の試験運用が開始されたらしい。
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イギリスで働きたい人必見!政府公認の人材不足職業リスト公開

イギリスでビザを取得するには、いくつか方法があるが、その中で、Tier 2 ビザは、イギリスで働くための一般的な労働許可という位置づけのビザである。

このTier 2ビザは、ビザ発行対象の人を雇う雇用主が、政府から与えられるスポンサーライセンスを持っている必要がある。

さらに、EU圏外の人材がこのビザを取得するためには、イギリス国内で人材が不足している職種であることが条件の1つになっており、たとえ目の前に、求める人材がいるとしても、その人がEU圏外の国籍を持つ場合、1ヶ月間人材募集の広告を出して、求める人材が得られなかったという証明が必要になってくる。

これは、言うまでもなく、イギリス人の雇用を守るための措置である。

ただ、逆に言うと、イギリス国内で不足している職種で専門性を持っていれば、それはつまりビザを取得するチャンスがあるということである。

そして、最近になって、イギリス国内で人材が不足している職種の政府公認リストが公開された。
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[Q & A] イギリス生活において日常で疎外感を感じたり、差別されたりすることはあるか?

イギリスは、いよいよ明日からサマータイム。
なので、明日は1日が1時間短い23時間。たった1時間ですが、これが結構実感するんですよね。
(どちらかというと、サマータイムが終わって1時間多くなる時のほうが、1日が長く感じる)

で、今回は、前回に引き続き、家族でイギリス移住を検討されているMさんとのQ & A続編です。
(前回のQ & A)
[Q & A] イギリスの小学校での必須科目について

<質問>

夫はイギリスの移民受け入れを反対する動きがあるのを懸念しています。
友人で日本人の奥様を持ったイギリス人ご夫婦が、ビザを発行してもらうために大変な思いをされたとのことで、弁護士を雇わなくてはならなくなったり、日本へ戻って証明する資料を集めなくてはならなかったりと1年以上もかかったそうです。
(とはいえ、日本の永住権を取得するにもなんだかんだと1年はかかりましたが。。。)

Fumirockさんがお感じになるところ、やはりそんな雰囲気はありますか。

以前、ロンドンは外国人には住みやすいとおっしゃっていましたが、日本人であることでなにか疎外感を感じたり、差別されたりすることは日常生活でありますか。
お子様はどうでしょうか。

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[Q & A] イギリスの大学院修了後の Tier4 から Tier2 ビザへの切り替えについて

イギリスで大学院を卒業され、見事こちらで就職されることが決まったHさん(女性)から、学生ビザ(Tier 4)から就労ビザ(Tier 2)への切り替えについての質問を受けましたので、同じような境遇の方の参考になるかもしれませんので、掲載しておきます。

<質問>

はじめまして。今イギリスにいますが、イギリスでの大学院修了後、Tier4 からTier2に切り替えようと思っているのですが、企業が今までスポンサービザを発行したことがなく、わたしの周りにもTier2申請をしたことがある者がおらず、不安で仕方がなく、メールさせていただきました。ビザの申請は学生ビザで一度したのですが、Tier2についてご存知でしたら教えていただけますか?やはりFumirockさんがされたようにサポートを受けた方がいいのでしょうか?
お手数ですがもし教えていただけると大変光栄です。どうぞよろしくお願いいたします。

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イギリスのビザ申請フォーム変更のお知らせ

本日、もう一つ英国国境局(UK Border Agency)からお知らせ。

いくつかのビザ申請フォームが本日(2013年10月1日)から変更になっているので、これからビザ申請予定の人は、新しいフォームを利用する必要があるので注意。

一応、10月22日までは、旧申請フォームでも受け付けてくれるようだが、担当者によっては跳ねられる可能性もあるし、余計な面倒を起こさないためにも、新しいバージョンのものを使った方が無難だと思う。

今回、変更があったフォームは以下の通り。
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[速報&重要]イギリス移民法改定のお知らせ

以前から告知されていたようだが、本日(2013年10月1日)から、イギリスの移民法(Immigration Rule)に加えられたいくつかの改定が有効になった。

英国国境局(UK Border Agency)によると、今回の変更は、イギリスにおけるビジネスおよび労働者にとっては、プラスになるとのこと。

また、旅行者やビジネスで訪英した人たちにとっても有益な変更のようである。

主な変更内容は以下の通り。
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UKで働きたい人には追い風?中小企業向け外国人雇用サポートが開始

英国国境局(UK Border Agency)によると、本日(2013年9月23日)から、イギリスの中小企業を対象とした外国人雇用のためのオンラインサポートが期間限定で開始された模様。

Pilot launched to help small to medium business | UK Border Agency

このオンラインサポート、グレーター・ロンドン(Greater London Authority, GLA)、つまりロンドンの行政と協力して、とりあえず3ヶ月の試験導入という形で運用されるらしい。

以下が該当サイトのようなので、気になる人は要チェック。
www.London.gov.uk/sme-visa-support

このサービスが具体的に何なのかと言うと、イギリスの中小企業(small and medium sized businesses、SMEs)が、ビジネスに必要な人材を海外、つまり欧州圏(European Economic Area、EEA)外から採用する際に必要な情報を提供することが目的のようである。
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イギリス市民権と永住権の申請条件に英語スキルが追加

英国国境局(UK Border Agency)によると、今年(2013)年10月28日から、イギリス市民権と永住権取得条件が変更になる模様。

Changes to ‘knowledge of language and life’ requirements and application details | UK Border Agency

これまでは、Life in the UKというイギリスの歴史やら、文化やらを一通り網羅したテストを受験し、合格するというのが条件だった。

しかし、来月28日から、それに英語のスキルも追加になるということだ。

具体的には、「スピーキングとリスニングについて、CEFRのB1レベル以上の資格、もしくはそれ相当のスキル」が条件になるらしい。

では、CEFRとは何か?
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[Q & A] イングランド移住を実現させるために、考えられる方法

2020年のオリンピック、東京に決まりましたね。

本当におめでとうございます。

色々問題を抱えている日本ですが、これで「世界」の目を気にして、これまで以上に外に対して情報を発信せざるを得なくなったという意味では、すごく意義のあるオリンピック開催になると思います。

「外圧」に弱い日本にとっては、これ以上ない「変化」のきっかけになるはず。

そして、オリンピックが開催される2020年の頃には、もっと外に開かれて、オープンな国になっていると信じています。
(ちなみに、1982年から90年にかけて連載された大友先生の世界的に有名な漫画「アキラ」は、2020年の東京オリンピックの前年という舞台設定。本当に運命ですね。)
とえらそうなことを言いつつ、最近個人的に色々とあれで、正直、人の人生相談に答えている場合じゃないのですが、これはこれで周り巡って自身の人生を考えるきっかけにもなり、むしろそういう時こそ、積極的に自分以外のことを考えるのがいいと思う今日この頃。

そんなわけで、本日2つ目のQ & A。

今回のお題は、「イングランドへ移住するためには?」。

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[Q & A] EEA family permitsについて

正確にはQ & Aではないのですが、ブログ読者の方から、EEA family permitsについての情報を頂いたので、紹介しておきます。

EEA family permitsとは、EEAEuropean Economic Area、欧州経済地域)圏の国籍を持つファミリー・メンバーを持つ人が取得できるビザのことです。
ファミリー・メンバーとは、配偶者であったり、子供だったりといくつか定義がありますが、どういう条件の場合、「EEA family」とみなされるかについては、詳細は以下のUK Border Agencyのページに説明がありますので、ご覧ください。

UK Border Agency: EEA family permits
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