イギリスで働きたい人必見!政府公認の人材不足職業リスト公開

イギリスでビザを取得するには、いくつか方法があるが、その中で、Tier 2 ビザは、イギリスで働くための一般的な労働許可という位置づけのビザである。

このTier 2ビザは、ビザ発行対象の人を雇う雇用主が、政府から与えられるスポンサーライセンスを持っている必要がある。

さらに、EU圏外の人材がこのビザを取得するためには、イギリス国内で人材が不足している職種であることが条件の1つになっており、たとえ目の前に、求める人材がいるとしても、その人がEU圏外の国籍を持つ場合、1ヶ月間人材募集の広告を出して、求める人材が得られなかったという証明が必要になってくる。

これは、言うまでもなく、イギリス人の雇用を守るための措置である。

ただ、逆に言うと、イギリス国内で不足している職種で専門性を持っていれば、それはつまりビザを取得するチャンスがあるということである。

そして、最近になって、イギリス国内で人材が不足している職種の政府公認リストが公開された。

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このリストは、今年4月6日から有効なリストで(URLは2013となっているが単なるミスと思われる)、様々な分野において、イギリス国内で人材が不足している職業およびその最低賃金を知ることができる。

Tier 2 shortage occupation list from 6 April 2014 (GOV.UK)

ざっとリストを見る限り、専門性の強い理系方面が多く、中でも、科学系、医療系、エンジニアリング系が目立つ。

IT系もあるが、アニメーション、ゲーム系が主な対象である。
自分もこちらで採用する側に経った経験があるので分かるのだが、基本的にイギリスのIT系でEU圏外の人材といえば、インド人と相場が決まっており、事実優秀な人材が多い。(ハズレもたくさんいるけど)

ただ、このアニメーション、ゲーム系は特殊な分野であり、そこに特化したノウハウが必要になるのだと思うのだが、今のところ、文化的に馴染みのないせいか、ここを得意とするインド人はそれほどいないと思われる。

恐らく、そのため、ここの人材が不足しているのであろう。
そして、これを読んでいる人もピンときていると思うが、この分野こそ、日本人が得意とするところなのではないだろうか。

自分自身、この分野は詳しくないので、なんとも言えないが、恐らく日本国内にはそれなりにたくさんこの分野のノウハウを持つ人材がいるはず。

なので、そういう人で、イギリスで働いてみたいという人は、その気になれば結構なチャンスがあるのではないかと思う。
尚、上記以外でも、アーティストやスポーツ方面でもいくつかリストに挙がっていたが、その中にミュージシャンというのもあり、そんなの腐るほどいるでしょと思ったけど、よく見たらクラシック方面のようで、納得。
移民制限がエスカレートしている昨今のイギリスだが、不足している職種には、そうも言ってられない。

なので、もしイギリスで働きたいと思っている人は、このリスト、要チェックである。
ちなみに、次回は、イギリスでスポンサーシップを持つ会社について記事を書こうと思っているので、そちらもお楽しみに。

Listening to “Sheezus” by Lily Allen
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