皆さん、パワーショベルはお好きですか?

という問いに、Yes!!!と答える人はそう多くはないと思う。

しかし、仕事でパワーショベルを運転しているような土方なパパにとって、子供ばかりか大人からも羨望のまなざしを受けれる絶好のスポットがある。

それが、Diggerlandである。
Twitterでは軽くレポしたが、先週土曜日に、Gabyと同じナーサリーで最近よく遊んでいるドーラの家族(ハンガリー人)と、このかなりマニアックなテーマパークへ行ってきた。

Digger」とは、パワーショベルなどの穴を掘る重機で、はたらくくるま(ポンキッキに出てきた歌ね)に出てくるようなやつを指すのだが、ここは、それがメインのテーマパークなのである。

そもそも、なぜ、ここへ行こうという話になったかというと、同じハンガリー人のママ友の子供エリック(以前、同じフラットに住んでいた)が、道端で工事をやっていたら、ピタリと止まり、そこから離れないほどの熱狂的なDiggerファンで、そこがどうも情報源らしい。。

日本に同じようなテーマパークが存在するのかどうか知らないが、少なくとも自分は聞いたことがないので、とりあえずネタにもなるしということで、行ってみた。
実はこのDiggerland、イギリス国内に4箇所もあるらしく、今回はロンドンから一番近いケントに行ってきたのだが、車でだいたい1時間ちょい。

目的地に到着したときの感想は、ん・・・工事現場?

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普通にウィーンとかガガガとか騒音が鳴り響いており、駐車場にもずらっとDiggerが並んでおり、とてもテーマパークという感じではない*笑

お金を払って、入り口を入ると、かわいらしいDiggerがお出迎え・・・と思いきや、その後ろで、ごついパワーショベルが土をすくう部分に人を乗せて、ぐわんぐわん回っていた。
(下の写真の右上に写ってるやつ)

Diggerland入り口入ってすぐ

Diggerland入り口入ってすぐ
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パワーショベルってこんなに早く回れるんだ・・と感動するくらい、それはもう無駄に早く回っていた*笑
(実際に乗ってみたが、気持ち悪くなったし、無謀にも一緒に乗ったGabyはかなりびびっていた・・)

入り口近くでぐわんぐわん回っているパワーショベル

入り口近くでぐわんぐわん回っているパワーショベル
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で、写真をよく見ると分かるかもしれないが、操縦しているのが割りときれい目なお姉さんで、足を組みながら、優雅に、そして無表情で淡々と運転しており、時折子供の笑顔につられて、氷の微笑をうかべる姿がかなりシュールでおもしろい。

しかも、操縦が何気にうまく、そこらへんの遊園地のアトラクション顔負けの動きで、徐々に早く、高くなっていき、順回転(どっちが順なのか分からんが)、逆回転織り交ぜつつ、機械で制御しているような正確無比な動き。

まぁ、ずっと運転してりゃ、うまくなるんだろうけど。。
(昼過ぎにいったのだが、17時にクローズするまで、ひたすら人乗せて回っていた・・)

ちなみに、このお姉さんだけでなく、全体的にDiggerを操縦しているスタッフが若い女性で、バイトなのかもしれないが、操縦するからには、恐らく重機取り扱いの免許はいるだろうし、よくそんな人材をこんな田舎に集めたなと、どうでもいいところで感心してしまった。

Gabyのお気に入りはこのメリーゴーランドみたいなやつだったのだが、正体は、真ん中にあるDiggerが回っているだけである*笑

ディガー・ゴーランド (注:単にパワー・ショベルが回っているだけ)

ディガー・ゴーランド
(注:単にパワー・ショベルが回っているだけ)
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他にも、下のような、これ、乗り物としてどうよ?という感じのごついやつもあったが、気持ち悪くなりそうだったので乗ってない。

アトラクション的にどうよ?という感じの気持ち悪くなりそうな乗り物

アトラクション的にどうよ?という感じの気持ち悪くなりそうな乗り物
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あとは、こんな感じの、本格的(というか本物)なパワーショベルを操縦できたり、小さいやつでブロックを穴から出したり、金魚すくいやボーリング的なものをやったり、ひたすら土を掘ったり・・・

重量級のパワーショベル

重量級のパワーショベル
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ミドル級のパワーショベル

ミドル級のパワーショベル
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ライト級のパワーショベル

ライト級のパワーショベル
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自分で操縦できるので、やっていると結構(大人が)楽しいのだが、一歩引いてみると、皆、もくもくと地面を掘り続けるという想像以上に地味な世界が見えてくる。

もうこれなんか、単に工事現場の写真でしかない。。(よく見ると上に人乗ってたりするが・・)

とある工事現場の風景(注:全部アトラクション)

とある工事現場の風景(注:全部アトラクション)
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このテーマパーク、一応メインは穴掘り系だが、それ以外にも、こういう乗り物系も結構あったりする。

ほのぼの系のトラクター的な乗り物

ほのぼの系のトラクター的な乗り物
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オフロードを走るミニ・タンク的な乗り物(楽しい)

オフロードを走るミニ・タンク的な乗り物(楽しい)
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写真は撮ってないが、他にもゴーカート的なものやオフロードでジープに乗ったり、Digger型の汽車みたいなやつでそのあたりを一周したりとか、色々と乗り物は揃っている。
残念ながら身長制限で、90センチ以下のRayは、ほとんど乗り物に乗れず、特にゴーカートには相当乗りたかったようで、小さいからダメといわれたときは、号泣してしばらくその場を離れようとしなかった*笑

帰りに、Gabyに「楽しかった?」と聞いたら、「あんまり」とがっくしな答えが返ってきたのだが、Gabyも大人と一緒じゃないとダメなやつが結構あり、二人とももう少し大きくなって、全部一人でできるようになったら、もう少し楽しめるようになるかもしれない。

というか、むしろ、大人が楽しめる場所だと思う。

なにせ、こんなところにでもこない限り、パワーショベル操縦することなんかないだろうし、自分的には、これはこれで非常に良い人生経験になった。

これからは工事現場のおっさんのパワーショベルさばきを冷静に分析してしまいそうな気がする。
ちなみに、日本でも絶対これ系が好きなマニアックな人はたくさんいるだろうし、工事現場のような普段どちらかというと男臭い職場で働いているパパにもスポットライト(ちびっ子からの黄色い声援)を浴びてもらうべく、是非日本でもこのテーマパークを作ることをお勧めしたい。

華麗にパワーショベルを操るパパ。

かっこいいに違いない。

Listening to “Banga” by Patti Smith
B007PVHBHC

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