相方がプラマーからセクハラされる事件勃発

久々に普通に日記。

少し前に、洗濯機を回していたら、キッチンの床が水浸しになった。(イギリスでは、たいてい、洗濯機はキッチンにある)
で、大家に頼んでプラマー(plumber)を手配してもらった。

で、平日の昼間に、そのプラマーはやってきた。
そいつは、ポーランド人のおっさんなのだが、自分達が1月に日本に帰っている間にキッチンのリフォームも担当しており、大家はそれ以前にも仕事をお願いしたことがあって、割と大家にその腕を買われていた。

ここからは、自分は会社で働いていて、その場にいなかったので、相方に証言を基にお送りする。

朝10時に来るはずが、10時45分に到着。まぁ、これはよくあること。

早速、キッチンのパイプを点検し、そのパイプがつながっている大元のパイプをチェックするために、バスルームへ向かった。

そこで、おもむろに相方の手を握って、「君の手、冷たいね、ほら、僕の手、暖かいだろ」とファースト・タッチ。

基本的に、陽気な性格で、悪く言うと、頭悪い系なのだが、とりあえず、ノリノリでウィンクしまくり。

その後、徐々にエスカレートして、「君、セクシーだね」などと言いながら、腰に手を回してきたり、挙句の果てに、キスを迫ってきたらしい。(なんとかブロックに成功)

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肝心の仕事ぶりはというと、とりあえず、「Mr. マッスル」というパイプのつまりをなくすイギリスではかなりメジャーな薬品があるのだが、相方が家にこれがあるんだけど、と教えてあげると、「んー、これはねぇ、マッスルって言ってる割にねぇ、あんまり強力じゃないんだよねぇ、マッスルって、(自分の腕を見せながら)こうだろ?」とアホなリアクション。

でも、結局、とりあえずそれを使ってみることにしたらしく、キッチンのシンクからドボドボと入れて、3秒くらい腕組みして(説明書には20分以上待てと書いてある)、水をジャーと流して、また水漏れして、「ほらね、やっぱりダメだろ?(ウィンク、ばちん)」。

で、彼がオファーしてきたのは、「One shotっていう強力なやつがあるから、それをB&Q(イギリスでメジャーなホームセンター)で買ってくるよ」と。
(このOne shot、流したそばから煙が出るほどの強力な酸性の薬品だったようだ)

相方はその日、ママ友とランチの約束があったので、「友達とランチの約束があるから、15時くらいに戻ってきて」と言って、とりあえず解散。

で、そのママ友に状況を話したら、「それ、絶対やばいって!あたしが一緒にいてあげる」と言って、家までついてきてくれ、そのプラマーに「私は彼女をプロテクトしに来たから」とガツンと一言。

ただし、そのプラマーも、「オッケー、オッケー」と笑ってスルー。

ごまかしているのか、アホなのか分からないが、恐らく後者のような気がする*笑

ただ、作業は手間取っていて、そのママ友もいつまでも家にいられないので、最終的には相方が自分に電話してきて、結局自分が会社を早退し、家に戻ってくることに。

帰ってきたときは、よく事情が分かっていなかったのと(上のようなことがあったとはその時点で知らなかった)、とりあえずその日中に直して欲しかったので、普通に挨拶して、そのことについては何も触れなかった。

結局、B&Qで買ってきたOne Shotは効果なく、最終的にはキッチンの下のパイプを全部はずして、新しいものと取り替えていた。
かなりパイプがつまっていたのだが、そのつまっていたのが白いプラスチックのようなものだったので、実は先日のキッチン・リフォームで変なもんを流したせいなんじゃないかという気がする。(つまり、こいつのせい)

彼の作業中、その仕事ぶりを横目に、メールチェックなどをしていたら、彼が「仕事は何してるの?」とか無駄口を叩いてきたので、「IT関係」と返すと、「IT?じゃぁ、かしこいな」とかアホな返しをしてきた*笑

その後、一通り仕事を終え、元通りに直そうとしたら、取り外した戸棚のドアがはまらなくて、困っていたので、こいつ、どうするつもりなんだろうと横目で監視していたら、「ポーランド人は必ず解決策を見つけるんだ。日本人みたいにね」などとやたら自分の仕事ぶりをアピールしてきたので、適当にスルー*笑

結局、直すには直していったが、かなりむちゃくちゃで、これが自分の家でなくてよかったと思った。
イギリスの家は、ふたを開けたら、中めちゃくちゃというのがよくあるが、それはこうやって、プラマーがその時その時で行き当たりばったりにやっていくことによって作られていくんだなと学んだ*笑

ちなみに、この仕事、相当骨が折れたらしく、また緊急で呼び出されたこともあり、最後には、「もう、こんな仕事はこりごりだ。次は呼んでくれるなよ」と冗談とも本気とも取れる捨て台詞を吐いて帰っていった。。

二度と呼ぶかボケ!と思いつつ、とりあえず礼を言って見送った。

で、早速その日に大家に、このことを報告し、もう二度とこの男を使わないで欲しいとメールでかなりフォーマルに(かつ冷静にやつに対して怒っているというのを醸し出しつつ)伝えたところ、3日後くらいに、ブリティッシュ・ガスの保険に入ったから、次からはそこから作業員が手配されることになるけど、その時は私たちの誰かが必ず同席する、という趣旨のレスポンスが返ってきた。

すばらしい。

こういう対応一つ取っても、今の大家は信頼できるなと思う。
前の大家がひどかっただけに、その差は歴然である。

ただ、今回メールの書き方にもかなり気を使って、感情に任せるのではなく、あくまで紳士的にクレームしたのがよかったのだと思う。
(リクエストが多ければ、大家宛に書いたメールもそのうち公開しようかと)

イギリスでは、何かあったら、書面でフォーマルな形でクレームすることが基本なのだが、これはイギリスで生活していく上でマストなスキルであると言ってもいいため、今後もスキルアップしていきたい。
(こちらの人はやはりこういうクレーム方法に慣れているようで、知り合いはよくホテルなどでなんかあったら、レターでクレームし、一部返金やお得なオファーなどをゲットしている*笑)

しかし、今回の事件で、やはり見知らぬ人を家に入れて、二人きり(実際は子供もいたのだが)というのは非常に危険であるということを再認識した次第である。

今後気をつけようと思う。

Listening to “Green Man 2013” by greenmanfestival

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