国際送金手数料の甘いワナ

(注: この記事は2016年1月に旧ブログ「Dance Dance Dance – イギリス生活奮闘記 -」から移植した記事です)
イギリスへの国際送金(郵便局)の続き。

郵便局で国際送金手続きをやった後の帰り道で、送金控えを眺めていたら、気になる記述を見つけた。

それは、、、

換算割合 GBP1=¥214.22

という個所である。

ん?確か、今日のレートは210円台だったような・・・

家に帰って、ネットで調べてみると、確かに210円台だった。

どういうことだ???

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早速、郵便局に電話して聞いてみる。

すると、、、
「あぁ、それは市場のレートとは違って、手数料込みの郵便局独自のレートなんですよ。」
という回答が返ってきた。

なにぃ~~~
ということは、市場のレートとの差分は、約4円。

今回、合計で6685.86ポンド払ったから、6685.86×4=26743.44、およそ、2万7千円弱の差分があることになる。

つまり、一律2500円の手数料に加えて、2万7千弱の手数料を払ったことになる

やられた・・・
郵貯の国際送金のページを見ても、為替レートの説明は以下の記述しかないし。。

■換算レート
換算レートは、毎営業日、米ドルについては午前11時、その他の通貨については正午に変更されます。ただし、その後為替相場が大幅に変動した場合は、同一日であっても再度変更されることがあります。

Webで調べた国際送金の比較のサイトでも、手数料のみの比較しかされてなく、為替レートまで含めた比較はされていない。
(もっと調べたら、あるのかもしれないが)

調査が足りなかったのと、その場で確認しなかったのが悪いのだが、それにしても釈然としない。

これで終わるのも悔しいので、もう少し調べてみることにした。

まず、郵便局や銀行の換算レートは、TTS(Telegraphic Transfer Selling rate)といって、市場のレートに為替手数料を加えたものになり、為替手数料をいくらにするかは、その郵便局や銀行によって異なる。

ちなみに、外貨から円に両替する時のレートは、TTB(Telegraphic Transfer Buying rate)と呼ぶ。
そう言えば、海外旅行とかで外貨に両替する時に、TTSとかなんとか言ってたなぁと思い出す。

その時は、そんなに大金を両替した訳ではないので、あまり気にしていなかったが、さすがに100万を越える大金を両替すると、そのレートでかなりの金額の差になってしまう。

そういうわけで、他の銀行はどういう仕組みなのかを調べるため、自分(もしくは相方)が口座を持っている銀行に電話で聞きまくった。

その結果が以下である。

シティバンク銀行
手数料:4000円
TTSその日の朝9時の市場レート+1円
仲介手数料:受取銀行による
三井住友銀行
手数料:4000円
TTSその日の朝10時の市場レート+4円
仲介手数料:2500円
新生銀行
手数料:4000円
TTSその時の市場レート+2円(週末の場合、4円)
仲介手数料:受取銀行による
郵便局
手数料:2500円
TTSその日の正午(午前中は前日)の市場レート+4円(でも、聞いたら変動すると言っていた)
仲介手数料:5ポンド

こうしてみると、郵便局もぼったくりというわけではなさそうである。
(三井住友に比べると安いし)

上記のうち、一番安いのは、やはり為替手数料が1円のシティバンクである。

しかし、このシティバンク、確かにサービスはよいのだが、口座に日本円+外貨合計で50万円以上(外貨のみだと20万円以上)入ってないと、月2100円の口座維持手数料を払う必要がある。

まぁ、この先、世界に目を向けて、資産運用なんかも考えていくと、シティバンクの口座を持っておくのはアリな選択肢ではないだろうか、とタイトルとは全く関係のない結論に達したところで筆を置く。
(キーボードだが)

じゃなくて、ようするに、大金を送金する場合は、送金手数料はどうでもよく、為替手数料込みの換算レート(TTS)を気にすべきである。

今回の場合、市場レートは気にしていたが、為替手数料までは頭が回っていなかった。

この辺り、Webやパンフレットではあまり説明されていなかったりするので、国際送金する際は、一度電話か窓口で具体的な数字を聞いておくことをお勧めする。

少々高い勉強代を払ったが、次の相方の入学金送金の時(相方名義のシティバンク口座があるので、当然シティバンクで送金することになるけど)、そしてこれを読んでいるどこかのだれかには役に立つことを祈って、今度こそ筆を置く。
(しつこくてすんません。一度書いてみたかったので・・)

(移行にあたっての一言コメント)
甘いワナというより、単に世間知らずだったという話もあるが、普段、日本で生活してたら、こういうことでもない限り、国際送金なんかする機会なんかあまりないだろうし、気にすることもないと思うけど、いざ必要になったら、こういう経験談がすごくお役立ちなはず。
ということで、色んな所に聞きまくり、2回に渡り詳細に書いてみました。

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  1. 日本のシティーは、外資にあたるため、つぶれた場合、日本の銀行のような保証がありません。
    さらに、アメリカ資本だから、アメリカの保障があると思えば、これまたありません。
    結果、つぶれることはないと思いますが、シティーはかなりリスクが高いです。同じお金を入れるのであれば、ハワイ銀行がお勧めです。(ハワイに行かないと作れませんが、パスポートがあれば、在住でなくても作れます。)

  2. おぉ、早速コメントが!
    はじめまして。
    コメントありがとうございます。
    なるほど、そういう観点でいくと保証なしというリスクも考える必要がありますね。
    ちなみに、ハワイ銀行にすると、シティより色々とうれしいことがあるのでしょうか?
    次、ハワイに行くの、いつになるだろう・・・

  3. 詳しくは、HP(https://www.boh.com/personal/)を見てもらうとして、ポイントだけ。
    ①$100から開設可能。
    ②$300/日以上お金があれば口座維持手数料が取られません。
    ③つぶれても、アメリカ政府に保護されます。(アメリカ国外の支店は対象外。CITY JAPANはこれに該当)
    ④利息に税金がかかりません。
    ⑤外国人でも簡単に口座開設が可能。
    こんなところでしょうか。

    • fumirock
    • 2006年 6月 5日 1:25am

    ありがとうございます。
    頂いた情報参考にさせてもらいます。
    なるほど、ハワイは(当然)アメリカ国内なので、保障されると。
    利息に税金がかからないというのも大きいですね。
    ただし、その前に、まずはもっと稼がないとですね・・・

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